画面の向こうの世界

ネットで動画を見ていたらとある大型の壁掛けテレビのCMが目に入った。
聞いた事も無いメーカーであったが、その売り文句に何故か心が躍る。
160インチの超薄型TVで超精細、超高画質、本物を超えた質感を完全再現・・・。
スクリーンの様に丸められるのに投影方式ではなくて自発光。
軽くて壁に簡単に設置可能。
そして驚きの価格。
「えっ?マジでこの値段!?普通のサイズのテレビより安いんだけど・・・?」
返品も受け付けているので何か問題が有ったら返品すればいいだろう。
俺は何度も値段を確認した後、注文したのだった。
注文してから僅か数日で俺の手元にそれは届いた。
160インチだと6畳の俺の部屋の壁一面が丁度画面になるサイズだ。
早速俺は壁に取り付けて設置したのだった。

注文した後でやっぱり騙されているのではないかとちょっと疑っていたが電源を入れるとその思いも吹き飛んだ。
「なんじゃこりゃ!?」
思わず口から驚きの声が漏れる。
超大型の画面に映ったのはまるで本物だったからだ。
壁一面の画面の向こうにまるでもう一つの世界が広がっているかの様な・・・。
「んんんっ!?」
そして俺は更に驚愕することになる。
「これ立体映像だ!!」
見る位置を横にずらしてみると画面の向こうの映像も横から見たものに変わったのだった。

夜、俺はパソコンのモニター代わりにTVを繋ぎムフフな動画を見る事にした。
薄暗い部屋の中、6畳の壁一面に映し出された映像に息を飲んだ。
ちなみに部屋は狭いがこのマンションの防音はバッチリなので隣からの苦情の心配はない。
画面いっぱいにセクシーな下着姿の女性が映る。
でっかい画面だけあって凄い迫力だ。
俺は画面に張り付くようにその画像に釘付けになったのであった。
大迫力で映し出される大きくて柔らかそうなおっぱいに俺は思わず手を伸ばしていた。
そこで驚きの事態が発生する。
手が画面に触れると軽い抵抗の後、画面の向こう側へと入り込んだのだ!
そしてその手には確かに柔らかくて温かい感触が感じられた。
「!?!?」
俺は驚きのあまり声が出なかった。
このTVは一体何なんだ?
明らかに現代文明のレベルを超えている。
俺は夢でも見ているのではないだろうか?
購入したWebサイトを開こうとしたのだがもう既に存在していなかった。
だが目の前にモノは確かに存在している。
俺は深く追求するのを放棄してこのテレビで目いっぱい楽しむ事を決めたのだった。

「ここだっ!」
俺はお気に入りのシーンで動画を一時停止をする。
お気に入りの女優のお気に入りのシーン。
セクシーな下着を身に着けた彼女のお股が大画面いっぱいに映っている。
俺は画面の中の彼女の股間に顔を近づける。
等身大よりも十数倍大きく映し出された彼女の巨大な股間部分に俺の顔が触れる。
柔らかくてぷにっとした感触が伝わる。
「スゥ~ハァ~、スゥ~ハァ~。」
なんと静止した画面の向こう側の世界では彼女の体温や匂いすら感じる事が出来たのだった。
俺は彼女のパンツ越しの割れ目の上からめり込む程にグリグリと顔を押し付けその感触を味わった。

それにしてもこの画面の向こう側に全身入り込んでしまっても大丈夫なのだろうか?
ひょっとして一方通行でもう二度とこっちの世界に戻れないのではないか?
そんな一抹の不安があったのだが俺は覚悟を決めると画面の向こう側へと飛び込んだのだった。
薄い膜を突き抜けるような感触の後には現実の世界と何ら変わらない世界が広がっていた。
違うのは縮尺くらいだろう。
後ろを振り返ると四角い枠の様なものが浮かんでおり、その向こう側には俺の部屋があった。
枠の中に手を入れると入った時と同じように向こう側へ出る事が出来た。
どうやら問題なく現実の世界とTVの中の世界を行ったり来たりできる様で俺はほっと胸を撫でおろしたのだった。
俺は再び目の前にある巨大な彼女の股間に向き直るとただただ自分の欲望に従った。
彼女の股間が画面いっぱいに映っている時に画面に入り込んだので彼女の大きさが現実の十数倍くらいの大きさなのだ。
セクシーな下着姿でベッドにM字開脚で座る彼女を俺は股間の前でまじまじと見上げたのだった。
「これだけ大きいとパンツの中に普通に入れるな・・・いや、パンツの中どころか彼女の中にも入れちゃいそうだ。」
俺はゴクリと唾を飲み込む。
現実の世界では実現不可能な事もこっちの世界では出来てしまうのだ。
俺は巨大な彼女のパンツに手を掛けるとその内側へと身体を潜り込ませていった。
パンツの中は蒸し暑く、彼女の発する熱気とエッチな匂いが俺の鼻腔を満たしていった。
普通だったらパンツの中は薄暗くなるはずなのだが、こっちの世界では不思議と照明でも当たっているかのように明るかった。
俺は我慢できずに目の前に広がる彼女の巨大な割れ目を両手で押し広げるとその花弁の間に自分の身体を滑り込ませたのだった。
先ほどよりも濃密でじっとりとした空気が身体を包み込む。
押し広げていた手を離すと花弁は元に戻ろうと閉じてきて俺の身体をぷにっと挟み込んだ。
俺の身体は彼女の花弁に挟まってしまう程小さい・・・いや、彼女が大きいと言えばいいのか?
まぁ、そんなことはどちらでもいい。
俺は今、彼女の割れ目に挟まっている。
しっとりとしていて柔らかい陰唇がまるで俺を捕食するかのように咥え込んでいるのだ。。
しばらく割れ目に挟まったまま、その非日常的なシチュエーションを満喫すると俺はさらに奥にある目的地へと向かって進み始めたのだった。
柔らかい肉壁を掻き分けて頭から彼女の中へと潜り込んでいった。
頭の先から足の先まで全身が彼女の膣内にすっぽりと納まる。
俺の身体は柔らかな粘膜に優しく包み込まれる。
目の前は相変わらず照明を当てたかのように明るくとても綺麗な薄ピンク色をしていた。

そんな非日常的な体験を何度となく繰り返していたが俺は次第に満足できなくなっていた。
一時停止した画面の中では面白みがないのだ。
動いている世界でならもっと楽しめるに違いない!
だが動いてる動画の世界に入り込んでしまっても大丈夫なのだろうか?
画面が切り替わったりしたら無事に戻ってこれるのだろうか?
そんな時にふとTVの付属品にリストバンド型マルチリモコンなるものが付いていた事を思い出したのだった。
各メーカーのプレイヤーや各種動画サイト、PCのソフトにも対応とか意味が解らないくらいマルチなリモコンだ。
これが有ればいつでも止めたり動かしたり出来る!
これなら再生中の動画の中に入っても問題なさそうだ。
そうなると他にもいろいろと検証したいことが出てきた。
例えば動画の中の人は俺を認識するのか?
結論から言うとこれはNOだった。
目の前に立ってキスしようが胸を揉みしだこうがまったく反応が無いのだ。
動画の中の人はただ動画に記録された通りにしか動く事はなかった。
ただし俺が動画の中の物に干渉して位置を動かしたりすることは出来た。
これが意味するところはつまり・・・。
俺はお気に入りの動画の目当てのシーンを見つけて一時停止すると裸にリストバンド型マルチリモコンと言う姿で動画の中へと入り込んだ。
俺の好きなAV女優が道具を使って激しいオナニーをする動画である。
女優さんが床に置かれたディルドの上にこれから跨って激しく腰を振るシーンだ。
俺の背丈と同じくらいの大きさのディルドが映る画面に飛び込むと頑張ってそれを移動させたのである。
中々に重労働だった。
そして俺はディルドのあった場所に立つと上を見上げた。
頭の上には巨大な女優さんが腰を降ろしてまさに俺を下の口で飲み込もうとしている場面だ。
つまり俺が悪戯するのではなく、ディルドに成り代わった俺が彼女に激しく犯されるのだ。

俺は期待と不安の中、マルチリモコンで一時停止を解除したのだった。
静止した世界が動き始める。
俺の頭に彼女の膣口が添えられると柔らかくてヌルヌルした感触と熱い体温が伝わってきた。
そして世界はピンク色に飲み込まれた。
彼女がゆっくりと腰を降ろしたのだ。
俺の身体が彼女の中をこじ開けるように奥深くまで突き刺さっていく。
柔らかい粘膜が俺の身体に絡みつき締め上げてくる。
彼女の中が身体に絡みついてきて静止した世界とはまったく比較にならないほどの別物であった。
奥まで押し込められたかと思うと、今度は腰を上下に大きく振り始めたのだ。
俺は彼女の締まりの良い膣の中を何度も何度も強制的に往復させられる。
リズミカルに・・・強弱を付けて・・・。
グチュ・・・グチュッ・・・。
「んっ・・・あん、あん・・・♪」
卑猥な音と彼女の喘ぎ声が激しく響き渡っていた。
しばらくの間、彼女のグチャグチャでトロトロな膣内に何度も飲み込まれては引き抜かれる。
やがて彼女が絶頂に達した所でブルブルと身体を震わせ、その激しかった動きが静かになったのだった。
膣の中は膣壁が激しく収縮しギュムギュムっと俺の全身をきつく締め上げ愛液が溢れかえっていた。
絶頂に達した後も俺は彼女の奥深くまで突き刺さったまま軽く締め上げられていた。
まだ余韻に浸っている所なのだろう。
俺もまた彼女の中でその余韻に浸るのであった。
「やっぱり動画は偉大である。静止画とは違うのだよ!静止画とは!」
俺はボソリと彼女の中で呟くのだった。

別の日、俺は部屋の中でボ~っとニュースを見ていた。
もちろん例の大画面のTVだ。
部屋の壁一面が画面になっているので見上げる首が痛い。
そんな中、画面の”LIVE”の文字に視線が止まる。
LIVEとは・・・もちろん生放送の事だ。
収録番組ではなく今まさにカメラの向こう側に人が居るのだ。
可愛いお天気お姉さんが天気予報を読み上げている。
胸元が開いたワンピースで大きなお胸が存在感をアピールしていた。
俺は無意識に画面の中に手を伸ばしていた。
いつもの様に手に柔らかい感触が伝わるのだが・・・。
「キャッ!?」
それと同時にお天気お姉さんの可愛らしい声が聞こえてきた。
「し、失礼しました。それでは明日の関東地方のお天気ですが・・・。」
お姉さんは何事も無かったかの様にリカバリーすると再び天気予報を続ける。
「今、お姉さん反応したよな・・・?」
俺は自分の手のひらを見つめるのであった。
生放送中の画面の中へと入ってみる事にした。
先ほどの感触から考えるに画面の向こうの世界の人からは俺の事は多分見えてないと思う。
見えてないけど干渉出来る・・・まるで透明人間だ。
俺はお天気お姉さんが等身大くらいに映る時を狙って画面へと飛び込んだのだった。
・・・が生放送なので中々狙った通りにはいかなかったのであった。

───お天気お姉さんside───
自慢ではないが・・・いや、そこそこ自慢できる大きな胸を武器に人気急上昇のお天気お姉さんとは私の事である。
生放送の天気予報に出ていると突然胸を揉まれたのである。
おかげで変な声が出てしまった。
確かにアレは人の手の感触だった。
姿はまったく見えないのに・・・まるで透明人間でもいるかの様だった。
私は非科学的な事は一切信じていない。
だと言うのに・・・これは一体なんなんだろう。
先ほど胸元に見えない何かが飛び込んできたと思ったらブラジャーの中でモゾモゾと動いているのだ。
気持ち悪くて今すぐにでも確認したいのだが生放送中なのでそれは出来ない。
私はプロのキャスターだ。カメラが回っている間は完璧にやり遂げて見せる。
が、モゾモゾと動いている何かが唐突に私の乳首を刺激し始めたのだ。
まるで小さな舌で舐めるかのようなチロチロとした感触がブラジャーの中で私の乳首を優しく愛撫してくるのだ。
得体の知れない何かに愛撫され、生放送中だというのに私の身体は勝手に反応し始めてしまっていた。
しばらくすると今度はブラの中の何かは這い出てなんと下の方に移動し始めたのだ。
小さな何かがワンピースの中を滑り落ちていき、今度はストッキングの縁の辺りでモゾモゾと動いている。
お腹の辺りでモゾモゾする感触がとても気持ち悪い。
おっと、今は天気予報中だった。
「それでは今週一週間のお天気です。明日からは・・・ひっ!?」
お腹の辺りでモゾモゾと動いていた何かが事もあろうかショーツの中に潜り込んできたのである。
これには思わず声が漏れてしまった。
そしてモゾモゾがショーツの底の部分へと移動してきたのだ。
何なのこれ?
虫にしては大きいし、まるで意思を持った小人の様な・・・。
「ひゃっ!?」
今度は何かがあそこをこじ開けて私の中へと入ろうとしてきた。
生放送中なのでショーツの中に手を入れて取り除くなんて事もできず私はただただ我慢するしかなかった。
私の奥深くまで完全に入り込むとまるで動く玩具の様に私の中を激しく刺激し始めたのだった。
「あっ・・・明日は突風の吹き荒れる・・・んっ、荒れた天気になるでしょう・・・んっ♪」
あの得体の知れない何かは生放送が終わる頃には気が付けば居なくなってしまっていた。
一体なんだったのだろうか?
あれは絶対に虫なんかじゃない。
そしてその日、SNSでセクシー天気予報お姉さんとしてトレンド入りしてしまった。

───主人公side───
「う~ん、昨日はまいったな。」
生放送の画面のお天気お姉さんに悪戯しようとして画面に飛び込んだら急に画面が切り替わってしまって、アップで映ったお姉さんの顔の前に入り込んでしまったのだ。
危うく落下死する所だった。
「そろそろ天気予報の時間だな。」
テレビをつけて待っていると天気予報の時間となり昨日のお姉さんが画面に現れた。
昨日は画面が切り替わるタイミングで画面に入ってしまい大変な目にあった。
俺は画面が切り替わった瞬間を狙って向こう側へと入り込んだのだった。
縮尺的にはお姉さんの1/2から1/3くらいのサイズだろうか。
俺の頭がお姉さんの丁度股の辺りにある。
俺は目の前に居るのにまったく気づいていないので、やはり俺の姿は画面の向こうの世界の人には見えないのだろう。
これだとまるで透明人間だな。
俺はお姉さんの後ろに回り込むとふわっとしたワンピーススカートの中に潜り込んだのだった。
相変わらず照明で照らされているかのようにスカートの中は明るく、お姉さんのパンツが良く見える。
俺はお尻を両手で揉みしだきながらそのお尻に顔を埋めるのだった。
お尻に触れた瞬間はお姉さんは一瞬ビクッと反応したものの、生放送中のためかぐっと我慢しているようだった。
俺はそれをいいことに、スカートの中でパンツをずり下げると指でお姉さんのあそこを広げるのであった。
「俺、昨日はここに入ったんだよなぁ・・・。」
俺は昨日の事を思い出しながら彼女のあそこを指で触っていると感じているのか直ぐに濡れ濡れになっていた。
いや、最初から少し湿っていた様な気がしないでもない。
それにしても録画された動画とは違い反応があるのがとても嬉しい。
昨日、彼女のあそこに入った時にちょっとした刺激で彼女が反応するのが嬉しくてついつい中で激しく暴れたのだがもうちょっとで愛液で溺れる所だった。

あれから数か月。
俺は生放送を見つけると画面の中に入り込んでは女子アナ達にエッチな悪戯を繰り返したのだった。
特に好きなのは画面にアップで映っている時に入り込み、小さくなった状態で彼女達の内側へと潜り込む事だ。
全身で彼女達を感じる事が出来るのがなによりも好きだった。
そしてその頃には女子アナの間で奇妙な噂話が広がっていた。
生放送中に突然やってきてはあそこに潜り込んでくるというエッチな小人の話であった。