[skeb依頼品]モルモットは液体

「好きです!付き合ってください!!」
「ごめんなさい。ちょっと生理的に無理。」
俺は取り付く島もなく完膚なきまでに振られた。
俺の名前は水流雫。ミズナガ・シズクと読む。
顔は人並み以下、身長も人並み以下、学歴も人並み以下、お金?もちろん人並み以下だ。
楽な方に流れるように生きてきた俺の人生そのものを現したような名前だ。
学校卒業後はフリーターで何とか食い繋いでいる。
「何だよ!生理的に無理って!結局は顔と金なんだろ!」
俺は去っていく彼女に悪態をつくのであった。
家でヤケ酒を飲みながらテレビを見ていると美容整形の番組が始まった。
最近お金持ちの間で流行っているナノマシーンによる肉体改造だ。
手術や入院は必要なく、ナノマシーンが少しずつ理想の肉体に作り替えてくれるという物だ。
鼻を高くしたり、小顔にしたり。身長を伸ばしたり豊を大きくしたりと何でも出来るのだ。
ただ、誰でも受けられるという代物ではない。
何故なら非常に高額で一般サラリーマンの生涯年収では全然足りないのだ。
「俺も金さえ有れば高身長なイケメンに生まれ変われるのに!」
だがそんな俺にも転機が訪れた。
求人雑誌で募集していたナノマシーンの治験募集に選ばれたのだ!
俺はかっこよくなった自分を想像しながらその治験の行われる施設を訪れたのだった。

若くて綺麗な女医さんが一つ一つ優しく丁寧に治験の内容を説明をしてくれる。
「新型の美容整形ナノマシーンを試せる上にこんなにお金も貰えるんですか?」
「ええ。体質によっても思わぬ副作用等が出る場合もあります。そのリスクに見合った額を提示させていただいています。
今までの説明で問題なければこちらの同意書にサインをお願いします。」
俺は数年は遊んで暮らせそうなその額を見て浮かれ気分でさっさとサインを書いてしまう。
「水流さん、いつからならご予定大丈夫ですか?」
「明日からでも大丈夫です。」
「それでは明日ナノマシーンを注入して、そこから1カ月間よろしくお願いします。
その間は施設内からは出られませんのでご了承ください。」

「それにしても綺麗な人だったなぁ・・・。まぁ、俺も治験バイト終わったらかっこよく生まれ変わってあんな彼女作るぜ!」
俺は別人になった自分を想像してニヤニヤするのだった。

「今回も丁度いいモルモットが見つかりましたね、先生。」
「ええ。こんなもの怖くて自分では絶対に使いたくないわね。十中八九失敗すると思うけど人間でデータを取らない事には先に進まないからね。」
「調査報告書によると一人暮らしで友達や知り合いも無し。最悪一人消えたとしても誰も気づきませんよ。」
そんな事が話されているなどと夢にも思わない俺は翌日に新型ナノマシーンの点滴を受けたのだった。
「それじゃしばらく安静にして寝ていてくださいね。治験用のナノマシーンはリミッターを解除してあるので明日の朝にはもう別人になってると思いますよ。」
「そんなに早く効果出るんですか?楽しみだなぁ。」
今思えば俺って何て扱いやすいバカだったんだろう。

───翌朝。
「先生!治験体13号が居なくなりました!!」
「えっ?どういう事?施錠はしてあったんでしょ!?」
「部屋は外から施錠していて外には出られないはずなのですが・・・。」
「監視カメラの画像映して!」
モニターにはベッドに横になる間抜け面の治験体13号、つまり俺が映っていた。
早送りをしていくと明け方頃に異変が発生する。
「先生、これは・・・。」
「あー、これはダメね。ナノマシーンの暴走かしら?」
モニターに映っていた俺の肉体は氷が融けるように徐々に融けだしたのだ。
融けだした肉体は水の様になって流れ落ち、人間の姿が崩壊していく。
ほんの数分後には無色透明のシミがベッドに残っているだけだった。

「いやぁ~今回は笑っちゃうほどに大失敗だったわね。でもとても面白いデータが取れたわ。」
「欠片も残らないとか今までで一番酷かったんじゃないですか?また代わりの治験体探さないとですね。」
「大金貰える上にモテモテになれるとか甘い事考えてたんでしょうけどね。そんなに美味しい話なんてないっつーの。」
「先生辛辣ぅ~♪でも中途半端に生き残るよりは後片付けも楽で良かったですね。」
「それじゃ業者呼んでベッド処分しておいてね。」
「は~い。」

俺は二人の会話をずっとベッドの上で聞いていた。
いや、上と言うかベッドに浸み込んだ状態でだ。
俺の身体はナノマシーンの影響で水の様に変化していたのだ。
誰も居なくなった部屋のベッドの浸みから水が湧きだして集まるとやがて人の形となり俺は元の姿に戻ったのだった。
「くそっ、なんて奴らだ。人を馬鹿にしやがって!」
そして俺は復讐を誓いつつ施設を抜け出したのだった。

自分のボロアパートに戻ってきて一息ついた俺は改めて自分の身体がどうなったのかを確かめる事にした。
鏡の前でカッコイイ顔を意識してみるが鏡に映るのは以前と同じ並以下の俺の顔だ。
「はぁ・・・だめか。」
がっくりとして全身から力が抜ける。
するとどうだろう。俺の身体が急に液体に姿を変え始めたのだ。
固体だった身体は透明の液体となって床の水たまりに変化する。
意識はしっかりとある。身体の感覚もある。液体の身体を自由に動かす事が出来たのだ。
まるで生きた水である。
「これは・・・!?」
どうやら俺はかっこよくは成れなかったが、無色透明の液体に変身する力を手に入れたようだ。
って、こんな能力手に入れてもどうしろって言うんだよ!
俺のモテモテプランは頓挫してしまった訳だ。
取り敢えず銭湯にでも入りながら今後の事をゆっくり考えるか。
俺は元の姿に戻ると風呂無しのボロアパートを出て銭湯に向かったのだった。

「あああ~いい湯だな。気持ち良すぎて溶けちゃいそうだ。」
ポチャン。
体の力が抜けた拍子に俺の体はまたうっかりと液体化してしまったのだ。
幸いな事に空いている時間帯だったので目撃者は居なかった。
さてどうしたものか。
そんな時、女湯の方から若い女の子達の声が聞こえてきたのだ。
部活帰りの高校生だろうか?
俺は湯舟の中を女湯の方へと近づき聞き耳を立てる。
「うわー、あっちゃん胸でっか♪」
「ちょっとー、揉まないでよ!」
くそっ、この男湯と女湯を隔てる壁が憎い。
なんとかあちら側に行けないものか・・・。
そんな中、水中の壁に通水口を発見する。
「マジか!繋がっている・・・だと!?」
俺はゴクリと唾を飲み込むとその狭い通水口を通り抜けて新天地へと旅立ったのだった。

「ここは天国か・・・。」
部活帰りにみんなで銭湯に寄ったのであろう女子高校生が湯舟に浸かっていたのだ。
水中からだと顔は良く見えないがみんな引き締まった身体をしている。
短パンの日焼けの跡が付いている所を見ると陸上部辺りだろうか。
女性経験0、彼女居ない暦=年齢の俺は初めて生の女の子の裸を目の当たりにしたのだった。
俺はドキドキしつつもゆっくりと水中を移動して彼女達に近づいて行く。
めっちゃ緊張する。
手を伸ばせば触れられる距離に裸の女の子達が座っているのだ。
この子があっちゃんって子だろうか。とても胸が大きい。
丸い塊が浮力で半分浮き上がっている。
水中から見上げる下乳は良いものだ。
俺は液体となった身体で彼女を包み込むようにそっと抱き着いたのだった。
引き締まった身体ながらも大きなお胸、プリっとしたお尻。女の子の柔らかな身体を全身で感じ取る事が出来た。
彼女に気づかれるかと思ったが特にこれと言った反応はなかった。
そっと抱きしめた程度では俺の事は水圧程度にしか感じていないのだろう。
バレないと分かると始めは恐る恐るだったものが段々と大胆な行動へと変わっていった。
大きな二つの双丘のその谷間へと顔を埋めてみたのだが、プルンとした弾力に俺の顔は弾き飛ばされてしまった。
完全に液体になっている俺の身体はおっぱいの弾力にはかなわないのだ。
今度は身体の粘度を少し高め、彼女の乳首にそっと吸い付いてみる事にした。
ちゅぱっ・・・ちゅぱっ・・・。
「んんっ・・・?」
「あっちゃん、どうかした?」
「あ、うん。何でもないよ。多分気のせい。」
流石に今度は少し反応があった。
水面を見上げると自分のおっぱいを不思議そうに覗き込む可愛い顔があった。
目が合った気がするが気のせいだろう。だって今の俺は完全に無色透明の液体となっているのだから。
やはり粘度をあげると気づかれてしまうか、危ない危ない。
「それでね、ゆーこったら彼氏と付き合った日にやっちゃったんだってさ。」
「うそー?清楚ぶっててめっちゃ肉食系じゃんw」
「あっちゃんは彼氏作らないの?いっぱい告白されてるよね?」
「う~ん、男の人苦手でさ。胸とかめっちゃ見てくるじゃん?」
なんかごめん。見るどころかしゃぶってしまいました。
と言うか今も胸に張り付いているんだけど乳首がさっきよりも大きくなってる気がする。
今度は下に潜ってみる。
引き締まったウエスト、そしてプリっとしたお尻!
短パンの日焼けの跡が生々しくエロい。
俺はお尻の下の隙間に身体を捻じ込んで行った。
凄い絶景が目の前に広がった。
俺の顔の上にまるで彼女が跨って顔面騎乗しているようだ。
あそこの割れ目もお尻の穴も俺からは丸見えにである。
俺は初めて見る生のおまんこに感動して震えていた。
恥丘はぷっくらと盛り上がっていて薄めの陰毛がとてもエッチだ。
彼女の秘部に顔をそっと押し当ててみた。
元々あった水を押しのけて俺の身体が彼女の身体に密着する。
割れ目の隙間にも俺の身体が入り込み、その形が手に取る様にわかった。
ゆっくりと動いたので特にこれと言った反応は無かった。
軽く水が流れた程度にしか感じていないのだろう。
このまま粘度を濃くしてむしゃぶり付きたい。
あわよくば彼女の中に押し入ってしまいたい。
そんな衝動に駆られたが、俺はそれ以上はしなかった。
我慢強い?そんな大層なものではない。
ただ意気地がなくてできなかっただけだ。
しばらくするとあっちゃんは立ち上がると湯舟から出て行ってしまった。
今の俺にはお湯の中から見送ることしか出来ないのだ。
立ち去り際に彼女がちらっとこちらを振り返って眺めていた様な気がしたがが気のせいだろう。

治験のバイトも1日で破綻となり、当面の予定が丸々空いてしまった。
前のバイトも辞めちゃったしどうしよう?
「そうだ!治験で思い出した!あのクソ女医に復讐するんだった!人の事をモルモット扱いしやがって!!」
俺は復讐を決意し、あの女医の動向を探るのだった。
あれから変身能力についても色々分かったことがある。
液体化した身体の体積を小さくすることが出来たのだ。
元に戻る時には水分を補給しなければならないが、小さくなればコーヒーカップにも余裕で収まってしまうのだ。
俺は変身能力を駆使してついにあの女医の自宅を突き止めて潜入することに成功した。
液体の前にはドアなんて有って無いような物である。
俺はドアの隙間からスルスルと内部に忍び込んだのだった。

高級タワマンの一室が彼女の自宅だ。
家具も高そうなものが揃えられている。
「いい暮らししてんなぁ。」
ますます俺の復讐心に火が付いた。
ちょっと痛い目に・・・いや、暴力とかは俺のガラではないな。
訂正する。
ちょっとエロい目に遭ってもらおうではないか、ぐふふふふ。

夜になり彼女が帰宅する。
晩御飯は外で済ましてきたようで部屋着に着替えて寛いでいるようだ。
そしてその時が訪れる。
お待ちかねのお風呂タイムだ。
彼女が給湯器のリモコンを押してお湯張りを始めると俺はすかさず行動を開始した。
しばらくして浴槽にはお湯がたっぷりと張られて湯気を上げている。
実はこの湯舟のお湯は端から端まで全部俺なのである。
水分を取り込めば体積を増やすことも可能なのだ。
浴室に一糸纏わぬ姿の女医が入ってきた。
ちらっと見えたがやはり綺麗な顔と身体をしている。
こいつの性格さえ知らなければ憧れの存在だっただろう。
シャワーで身体と髪を洗い終わると湯舟の中へと入ってくる。
それが治験中に姿を消した俺だとも知らずに。
彼女の足が俺の中に入ってきた。
そして今度はお尻が降りてくる。
悔しいが引き締まったお尻は魅力的である。
そのお尻が俺に着水し、俺の中へと沈み込んできた。
この液体状となった身体はすべてが俺の顔であり、手であり、目であり、舌でもある。
彼女の身体は俺という存在に知らず知らずの内に包み込まれて行く。
そうとも知らずにいつもの日課のように風呂場に持ち込んだスマホで音楽を聴きながらのんびりとリラックスし始めたのだった。
疲れがたまっていたのか、やがてコクリコクリと船を漕ぎ始めた。
お風呂で寝ると危ないですよ。まぁ、俺にはかえって都合がいいのだが。
さてと楽しい楽しい時間の始まりだ。

俺は先ほどよりも身体の粘度をあげるとバレないギリギリのラインでおっぱいをそっと嘗め回してみる。
そっとだ、そっと。
ハムッ・・・レロっ・・・。
彼女は気づかずにまだ眠っている。
だが、乳首は先ほどから少しずつ隆起してきているようだ。
憎らしい相手ではあるがこうして乳首を舐め回していると興奮して愛おしくさえ思えてきてしまうのは非モテ童貞の悲しいサガである。
今度は意識を彼女の股間へと移すと視界におまんこがドアップで広がる。
銭湯で見たあの子たちとは違い、年相応に使用されてそうな感じが見て取れた。
俺は緊張しながらゆっくりと割れ目に沿って舌を這わしていった。
レロ・・・レロっ・・・。
彼女の身体が少しだけピクっと反応したのが分かったが起きる気配はない。
俺はそれからもそっと優しく舐め続けた。
クリトリスは充血して膨らみ、やがてあそこから愛液が滲み出してきた。
俺の中に彼女の愛液が溶け込んで混じり合う。
愛液と混じり合ったせいなのか、それとも初めて女性器を弄ったせいなのかはわからないが俺は頭がクラクラとする程に興奮していた。
もう我慢できない。彼女と一つになりたい。
そんな欲望を止める事はもうできなかった。
俺は眠っている彼女の中へと侵入したのだった。
視点はチンコ視点とでも言った方が解り易いだろうか。
自分がチンコになって女性器の中に入っていく。そんなのをイメージしてほしい。
彼女の膣の中を粘度を高くした俺の身体が押し広げていく。
中を進む度に彼女の膣壁が抵抗するかの様に俺の身体を押し返してくる。
彼女の中は愛液が溢れんばかりに染み出してきていて、その濃厚なエキスが今までよりも俺の身体と混じりあう。
俺は夢中で彼女の膣内へと流れ込んで行った。
彼女の膣壁は内側から俺の身体で限界まで押し広げられ、俺を押し出そうと締め付けてくる。
俺は彼女の中を暴れるように掻き回し、その感触を楽しんだのだった。
やがて彼女は苦しいのか気持ちいいのかわからないが閉じていた目を開いたのだった。

───side 女医
浴槽でうとうと眠ってしまい、目を覚ますとあそこに無色透明のゼリーの様なものが突き刺さり私の中を激しく掻き回していた。
「ふぇ・・・?うそっ!何よこれ!?」
驚いて立ち上がろうとしたのだが、お湯が急に固くなりまるでがっちりと抑えられたように湯舟から立ち上がることができなかった。
声を出して助けを求めようとしたのだが今度は透明な触手が伸びてきて口を塞がれてしまう。
口の中ではヌルヌルの触手がまるで舌の様に動き私の舌に絡みついてくる。
胸も激しく揉みしだかれ、乳首はまるでチュパチュパと吸われているようだ。
あそこにはやや硬さが物足りない気がするがまるで私の中に合わせて作られた極太ディルドのようなものが激しくそれでいて優しく攻め立ててくるのだ。
しばらくHしてなかったのもあって、私はすぐにその体感した事のない快楽に溺れてしまった。
私はそのままねちっこく愛撫され続け、やがて絶頂を迎えてそのまま意識を失ったのだった。

「あれ・・・?三上先生、どうされたんですか?ぼ~っとして。」
「あ、うん。ちょっと考え事してた。」
「また朝まで男の人と遊んでたんですか?」
「う~ん、ちょっとしばらくは男はいらないかな~。」
「ねぇ、あなたは心霊現象とかって信じる方?」
「私はそう言うの一切信じないですね。」
「・・・。」
「まさか出たんですか?」
「はいはい、お喋りは終わり!仕事仕事!!」

あの心霊現象の様な体験は一体なんだったんだろう。
気が付けばお湯の抜けた浴槽で寝ていたのだ。
ちょっと動きがぎこちなくて童貞臭い気もしたが今までの人生の中で一番気持ちのいい体験だった。
おかげであれからは普通のHでは満足できない身体になってしまったのだ。
そんな時、ふと跡形もなく溶けて消えてしまった治験バイトの冴えない男の事を思い出す。
「まさかね・・・。でもそれは絶対無いか。」
一度ドロドロに溶けてしまうと二度と元に戻る事はなく、ナノマシーンも完全に停止してしまう。
それは彼女が長年研究を行った結果から導き出した答えである。

───side 俺
「いやぁ・・・びっくりした!」
女性の身体という神秘を体験していたら彼女が目を覚ましたのだ。
まぁ、あれだけ激しく刺激されれば普通は目を覚ますよな。
急に大きな声を出して立ち上がろうとしたから思わずガッチリと掴んで身動きできなくした上に口を塞いでしまった。
そこからはもう遠慮なしのやりたい放題に俺の超絶テクで逝かせてやったぜ!
最後には白目を剥いて痙攣を始めたので怖くなって逃げだしたのである。

あれから俺はずっとムラムラしていた。
初めて女の身体という物を知ってしまったからだ。
エロ本や動画では満足できなくなってしまった。
かと言ってエッチするような知り合いなんて一人も無い。
そういうお店に行くほどのお金もない。
「くそっ、この高まりをどこにぶつければ・・・。そうだ!!」
もう一人居たではないか。
あの女医と一緒に俺の事を嘲笑っていた助手っぽい女が!
あいつなら多少悪戯しても俺の心は痛む事はない。
それから再び探偵の様な事をしてあの女の家を突き止めたのだった。
あの女医と比べると普通のマンションだ。
それでも俺の風呂も付いていないボロアパートと比べるととても立派なマンションに見える。
しばらく様子を伺っていたがどうやら一人暮らしの様で都合が良かった。
さっそく俺は留守を狙って侵入すると部屋の中を確認するのだった。
夜になり彼女が帰宅する。
かなりお酒が入っているようで上機嫌である。
俺はそれを暗くて狭い空間で聞き耳を立て、やがて来るその時を待っていたのであった。

ガチャッ。
扉が開く音がして、光が差してきた。
ついに出番がやってきた。
上を見上げると彼女の後姿が目に入ってきた。
彼女は穿いていたスカートを降ろし、次はパンツも降ろしそのお尻を露わにしたのだった。
うん、この女も性格はアレだが身体だけならいい女である。
きゅっと引き締まったお尻がとても色っぽい。
するとそのお尻を俺の方に向かって突き出してきたのだ!
目の前に彼女の綺麗な素っ裸のお尻がある。
あそこも丸見えだった。
ここは何処かって?
ここはトイレの便器の中だ。
便器の中の水として俺は潜んで待ち伏せしていたのだ。
さぁ、悪戯スタートだ。
俺は触手の様に身体を伸ばすと彼女の太腿をがっちりと掴み逃げられない様にすると併せて口も塞ぐ。
大声を立てられると面倒だ。
「んんん・・・!んんんん!!」
何か叫んでいるが無視だ。
これからたっぷりと俺のムラムラの捌け口となってもらうのだ。
触手をさらに伸ばしあそこの割れ目を押し開くとピンク色の粘膜が姿を現した。
俺は身体を伸ばすとその割れ目の奥、彼女の膣の中へと侵入していくのだった。
ぐちゅっ、じゅぽっ・・・。
何故おまんこはこんなにも人を引き付け興奮させるのか。
普段は頑なに隠されており特別な関係で無いと見る事も触ることも許されない神聖な場所なのだ。
隠されていると逆に見たくなるよね。
そんな場所に俺は今侵入し、身体全体でその感触を味わっているのだ。
侵入を拒むようにぎゅっと締め付けてくる。
その膣壁の動きが俺の興奮をさらに高めていく。
俺は自分の欲望を満たすかの様に彼女の中を限界まで満たしていく。
彼女のあそこはこれでもかと言う程に押し広げられていた。
そこから身体を少し硬くすると今度は身体を上下にピストンさせる。
便器に座ったままの彼女の膣口から俺の身体が卑猥な音を立てながら出入りする。
グポッ・・・グチュッ・・・グポッ・・・グチュッ・・・。
「むむむむむ!!むむむむむむむ!!」
彼女が何か叫んでいる。きっと俺の超絶テクで叫ぶほどに気持ちいいのだろう。
などと思っていたら彼女の尿意が限界を迎えたようでダムが決壊したかのように激しい放水が始まっていた。
プシャーーーーーーーーーーーーーー!!
便器に当たった尿が飛沫となり飛び散る。
放水が終わりチョロチョロと残った水滴が垂れ落ちる。
余りの水流の勢いに俺は茫然としていた。
男と女でこんなにも違う物なのか。
別にスカトロ趣味は無いが凄い迫力だ。
女の人はビデだっけ?ウォシュレットで洗うんだよね。
放心状態の彼女の代わりにやってあげよう。
ペロペロペロ。
おっと忘れてた。俺はエロのためにここに居るんだった。
彼女の中で再び上下運動を行う。
ズチュッズチュッ・・・。
「んっ♪んんっ・・・♪」
彼女の抵抗は既になく、上下運動に合わせて口から喘ぎ声が漏れ出ていた。
やがてその喘ぎ声も聞こえなくなったと思ったら彼女も白目を剥いて気を失っていた。
またやってしまったか。自分の超絶テクが恐ろしい。

───side 助手
いつものように仕事を終え、外で晩御飯を済ませて帰宅した。
いつもの生活がいつものように繰り返される。
だが、それは突然やってきた。
トイレに入りパンツを降ろして座った時の事だ。
突然透明なゼリーの様なものに下半身をがっちりと抑えられ、口まで塞がれたのだ。
ソレは身動きが取れない私の中へと潜り込んできたのだ。
必死に叫び声を上げるも声にならない。
抗う私の中に入り込んだソレは今度は上下に動き始める。
太くて熱いソレが容赦なく私の中を突き上げてくる。
こんなの初めてだった。
始めは拒否していたのだが無理だった。
私はすぐにソレを受け入れ快楽に身を委ねたのだった。

「三上先生、心霊現象とかって信じる方でしたっけ?」
「あー、うん。最近ちょっと体験しちゃって・・・。」
「それって、ひょっとしてなんですけどエッチなやつだったりします?」
「ひょっとして出た?」
「・・・はい。」
「そっかー、出ちゃったかー。」
「アレはヤバイですね。もう普通の男じゃ満足できなくなっちゃいました。」
「あー、やっぱり?」
「あれって何なんですかね。」
「この間の治験で亡くなった人の怨霊なんじゃないかと思うんだよね。」
「あー、モテなさそうでしたもんね。きっと童貞でこの世に未練残してたんですよ。」
「気持ち良かったからまた来てくれないかなぁ・・・。」

───side 俺
とりあえず性欲を発散して満足したので復讐はこれで終わりにすることにした。
後日、何故か治験バイトのお金が口座に振り込まれていた。
なんで今更・・・とも思ったが貰えるものは貰っておくに限る。
当分は遊んで暮らせるほどの大金を手に入れた俺はバイトもせずにのんびりすることにした。
「う~ん、海にでも行くか!」
近場には海水浴場があるのだが、友達もいない俺は一度も行ったことがない。
だが今の俺には一人でも出来る事があるのだ。ムフフフフ。
ワクワク気分で早朝から海に向かったのだった。

目の前に綺麗な砂浜が広がっている。
まだ早い時間だけあって人はまだ少ない。
俺は海の家に荷物を預けて海パンに着替えると早速変身する。
海パンはどうすれば?
とりあえず海の家の裏に穴を掘って隠しておいた。
そして今は海を漂いながら獲物を物色中だ。
時間が経つにつれて徐々に人が増えてきた。
セクシーな水着を着たお姉ちゃんたちが至る所に海水浴を楽しんでいる。
俺はその中の一人に目を付けるとその女性に近づいて行った。
白いビキニがスレンダーな身体にとても似合っている。
こうして眺めているだけでもムラムラしてくる。
我慢できずに俺は波に紛れてお尻に顔を押し付けてみた。
弾力のあるお尻は俺の顔をボヨンボヨンと弾き返してくる。
はぁ、たまらんなぁ。
俺はお尻の感触を存分に楽しんだあとは彼女の水着の内側へと侵入することにした。
液体の身体だから水着の隙間から入り込む事も出来るし、なんなら水着の布を通り抜ける事すら出来る。
水着のウエスト部分から頭を突っ込むように入り込んでみた。
たった一枚。されど一枚。
水着の中は彼女の体温で海水がほんのりと暖かい。
彼女のあそこが視界に入る。
なんと陰毛は綺麗に処理されていてツルツルだった。
こうして彼女の水着の中に入り込んでいるだけで興奮して逝ってしまいそうな自分がいる。
非モテの俺にはまったく縁のない話だったが、ナノマシーンの失敗のお陰でまさかこんな体験が出来るとは夢にも思わなかった。
そんな時だ。急に彼女が急にもがき始めたのだ。
俺は慌てて水着から抜け出して様子を伺う。
結構沖の方まで流されていて砂浜が遠くに見える。
どうやら足がつった拍子に浮き輪が流されてしまったようだ。
浮き輪は遠く離れていく。
痛みを堪えて必死にもがく彼女だが、やがてその身体は海の中へと沈み始めたのだった。
どうしよう・・・どうすればいい?
周りに人はおらず溺れる彼女に気が付く人は誰も居ない。
今助けられる人間は俺だけだ。
俺は人間の姿に戻ると沈みゆく彼女を抱えたのだった。
「ゴホッ、ゴホッ・・・。」
溺れてもがく彼女が俺の身体にしがみ付いてくる。
「大丈夫ですか?落ち着いてください。」
このままではもがく彼女に巻き込まれてこっちまで溺れてしまう。まずは落ち着かせる。
しばらく抱きかかえたまま立ち泳ぎしていると、少し落ち着いたのか彼女が話しかけてきた。
「ありがとうございます。足がつった拍子に浮き輪も流されてしまってもうダメかと・・・。」
「それにしてもかなり沖合に流されてしまいましたね。」
溺れた上に運悪く離岸流にながされたようだ。
とりあえず離岸流に流された場合は横に移動するのが鉄則だ。
離岸流から脱出したものの砂浜は遠い。
このままでは二人とも力尽きてしまうだろう。
俺一人なら別になんとでもなるのだが彼女を見捨てる訳には行かなかった。
別に美人でセクシーだからって訳では決してないよ。
「大丈夫ですか?」
彼女が心配そうに話しかけてきた。
「浮き輪が有ればよかったんですがこのままでは厳しいですね。今から見る事は誰にも言わないで貰えますか?」
「え・・・あ、はい。」
そう言うと俺は身体を弾力のある液体に変化させると、身体の内側に空気を目いっぱい取り込みドーナツ状に変身したのだ。
俺自身が浮き輪となって彼女の身体を支えればいい。
「えっ・・・・えええええ!?」
うん。わかるよ。その気持ち。目の前で人が浮き輪に変身したんだもん。信じられないよね。
「ははは、驚きますよね。ちょっとナノマシーンの治験バイトで事故に遭って特殊な体質になっちゃったんですよ。」
「あわわわわ・・・。」
まるで信じられないといった表情の彼女であったが、時間が経つにつれて世間話が出来るくらいには落ち着いてきた。
「そんな事ってあるんですね。」
「いや~、俺もかっこよくなって彼女出来るかなぁとか思ってたんですけど上手く行かないものですね。」
そんな話をしている内に海岸が近づいてきた。
足の調子が元に戻った彼女は浮き輪となった俺につかまり自分で泳いでたどり着いたのだ。
俺にしがみつく彼女の胸が良い感じにずっとボヨンボヨンと当たっている。
その感触を楽しんでいたらいつの間にかもう足が届く所まで戻ってこれた。
「もうここまでで大丈夫ですか?」
「ええ、ありがとうございました!」
俺はその返事を聞いて再び人間の姿に戻った。
「あ、あの・・・ありがとうございました。お礼させてください!」
そんな時、波でイチモツがユラユラと揺れるのに気づく。
そこで初めて俺は自分が今裸である事に気づいたのだ。
「えっと・・・だっ、大丈夫です!気持ちだけで十分ですから!」
そう言うと俺は恥ずかしさのあまり再び液体に変身し、一目散にその場を立ち去ったのだった。
一人残された彼女の顔は恋する乙女の顔であった。
海でエッチないたずらをしていたら成り行きで人命救助してしまった。
そして今更だが、生身の身体で女性の相手をするのは自分にはなかなかハードルが高い事を思い知らされたのであった。
「はぁ・・・なんだか疲れた。」
俺は液体のまま海の家の裏へと海パンを取りに戻る。
人目があるので砂の中を進んで行くしかなかった。
誰も居ないタイミングを見計らって元の姿に戻ると素早く海パンを履いた。セーフ。
海の家で横になってグッタリとしていると女性グループが声を掛けてきた。
「あっ!さっきの人!先ほどは助けていただいてありがとうございました。」
「いえいえ、無事で良かったです。」
「あの・・・連絡先教えてもらっていいですか?」
「あっ、はい。」
横に居たもう一人の女性が溺れていた彼女を肘でつついてやったじゃんみたいな顔をしている。
これはひょっとして春の予感?今夏だけど。
あれから毎日のように彼女とメッセージのやり取りをしている。
それで分かったのは彼女は近くの大学の学生だったという事。
友達と海に来ていたそうだ。
やがて彼女からの猛アプローチで付き合う事となった。
こんな非モテがモテていいのか?ドッキリじゃないよね?
今日は初めて彼女の部屋に遊びに来ている。
「ねぇ、水っち!変身見せて♪」
「あ、うん。いいよ。」
目の前で俺は液体へと姿を変える。
「うわぁ・・・こうやって見てもまだ信じられないよ。」
指先で俺の身体をつついてくる。
足元から見上げると彼女のスカートの中のセクシーなパンツが丸見えである。
俺は彼女の指先を舐めるように絡みつく。
「うふふ、くすぐったいよ♪」
そんな風にいい感じにじゃれ合っていたのだが、インターホンによってそれは終わりを告げる。
「ねぇ、まゆり~来たわよ。あれ?居ないの?」
「えっ、お姉ちゃん!来るの来週じゃ・・・!?」
玄関からドアノブをガチャガチャとする音がしたと思ったら今度はカギを差し込む音が聞こえてきた。
「水っち、悪いんだけどちょっと隠れてて!!」
そう言うと彼女は玄関へ行ってしまった。
俺はそう言われて慌てて隠れる事になったのだ。
部屋の中を見渡していると洗濯機が目に入った。
「お姉ちゃん、来るの来週って言ってなかった?」
「あらそうだったかしら?はいこれ、お母さんからの差し入れよ。」
「あ、ありがとう。」
「それにしても今日はいつもよりお部屋が綺麗ね。彼氏でも出来た?」
「そ、そんな事ないもん。いつも綺麗にしてるってば!!」
「なんか怪しいなぁ・・・。」
そんな会話が聞こえてくる中、俺はと言うと洗濯機の中に身を潜めていた。
想定外だったのは彼女の洗濯物が中に入っていた事くらいだろうか。
その中には彼女の下着も入っていた。
ほほう、これもなかなかセクシーな一品ですな。
俺は触手の様に手を伸ばしてそのパンツを広げて観察していた。
クンクン、スーハースーハー。
クロッチの部分からめっちゃ彼女の匂いがしてこんな時だと言うのに非常にムラムラする。
さっきは折角いい感じだったのになぁ・・・。
あのままエッチできるのではないかとちょっぴり期待していたのにこの有様だ。
そして俺はそんな気分のまま彼女のパンツとともに数時間を過ごす事となった。
「それじゃそろそろ帰るわね。」
「うん、また連絡するね。」
そう言ってお姉さんは帰っていったのだった。
「ふぅ・・・びっくりした。水っち~、もう出てきて大丈夫だよ~。ごめんね~。」
そう言われて俺は洗濯機の中からズルズルと這い出したのだがそれを見た彼女が慌てだした。
「水っちそこに居たの?えっと・・・見た?」
きっと下着の事だろう。
「みっ、見てないよ?」
「見たのね・・・。」
「あ、うん。ごめん。」
ついでだったんで液体になった俺の身体で丁寧に揉み洗いして綺麗にしておきましたとは言えない。
「・・・。」
何を思っているのだろうか。無言の時間がつらい。
「ねぇ、水っちって私のパンツ見たい?」
「・・・見たいです。」
「じゃぁ、待たせたお詫び。」
そう言うと彼女はスカートをたくし上げてパンツを自分から見せつけてきたのだった。
くぅ、辛抱たまらん!
俺は彼女の足元に近づくと彼女の足に絡みつき、パンツに向かって登っていく。
「あっ、ちょっと!水っち!」
俺はもう我慢できなかった。
彼女の下半身を俺の身体で包み込んでいく。
彼女の下肢を包み込んだ俺は彼女の股間に顔を押し当ててグリグリ動かしたのだった。
「んっ・・・分かった!分かったから!ベッド行こっ♪」
ベッドに横になった彼女の下半身にはスライムの様になった俺が張り付いて先ほどからグュグチュと卑猥な音を立てている。
彼女の内側まで侵入を果たした俺は内側と外側の両方から目いっぱい彼女を攻め立てる。
「水っち・・・んっ、ダメ・・・こんなの初めて・・・こんなの頭おかしくなっちゃうよ~。」
彼女の言葉で俺はますます興奮する。
彼女は目を閉じてその刺激に耐えるように身を捩じらせていたのだった。
俺が動くと彼女の身体が面白いようにビクンビクンと反応し身体を仰け反らせる。
止めどなく溢れ出す愛液は俺の身体と混じり合っていくのであった。
事後、俺は元の姿に戻ると腕の中に彼女を抱きしめていた。
「ねぇ、水っち。私もうあなた無しじゃダメな身体になっちゃったかも。しっかりと責任取ってね♪」
「あ、うん。」
俺はこうして人生のパートナーを手に入れたのであった。

彼女が大学を卒業する頃には俺はフリーターをやめ、まともに働いていた。
この力を生かして探偵になりなんとか底辺を脱出することが出来たのだ。
彼女の卒業を待って結婚し、新居で新しい生活を始めたのである。
夜の生活はと言うと順風満帆。
俺が液体化してエッチな悪戯をしてはよく彼女に怒られていた。
まぁ、彼女も満更ではないようで夫婦円満である。
この間は寝ている彼女の中に侵入して朝まですっぽりと彼女の中に納まってみた。
「むふふふ、良く寝てるなぁ。」
俺は変身すると余分な水分を排出して小さくなると彼女の眠る布団の中へと忍び込んだ。
セクシーなネグリジェがとても似合っている。
まさかこんな綺麗な人と結婚出来るなんて思いもしなかった。
俺は水分が抜けて縮んだ身体で彼女の股間に忍び寄るとパンツの隙間からその内側へと身体を滑り込ませる。
やはりこの空間は何度体験してもたまらない。
パンツの中の女性特有の匂いが充満したこの空間に居るだけで興奮が収まらないのだ。
身体を触手の様に伸ばし彼女のあそこをそっと押し広げると普段は隠されたその奥の入り口が姿を現した。
俺の身体が彼女の熱い粘膜に触れる。
ぱっくりと口を開けた膣口が俺を誘惑してくる。
俺はまるで吸い込まれるかの様によく眠っている彼女の内部へと潜り込んで行くのであった。
体積が小さくなった俺の身体はすっぽりと彼女の中に納まる事ができた。
奥まで潜り込むと入り口は既に閉じ、俺は完全に彼女に包まれた。
彼女の粘膜から出る分泌液が俺の心と身体に染み渡る。
俺の心も身体もまるで彼女の身体と一つになったようなそんな最高の気分だった。
興奮と安心感。
相反する感情がこの空間には満ちている。
翌朝、悪戯がばれた俺は怒られて絶賛お仕置き中である。
クッション状になった俺はテレビを見る妻のお尻の下に敷かれている所だ。
女房の尻に敷かれる男(物理)とは俺の事だ。
まぁ俺にとってはお仕置きではなくご褒美なのだが。