「部長、このフラフープみたいなの何ですか?また変な発明品作ったんですか?」
 「ああ、よくぞ聞いてくれた。これはな簡単に言うとワームホール生成装置だよ。
 別の地点とこの輪っかを繋ぐことができるのだよ。」
 「へぇ~、どこでも〇アみたいなもんですか?」
 「まぁ、イメージ的にはそんな感じだと思ってもらえばいいかな。
 入口と出口が対になってるから好きな所にとは行かないんだが。ちょっと試してみるか?」
 そう言うと部長はニヤリと笑い、装置を起動させたのだった。
「部長、何か変な所に繋がりましたけどどこですか?」
 起動した装置は対となった装置の先へと接続されている。
 その輪っかの先は薄暗く狭い洞窟へと続いていた。
 「部長、柔らかくて湿っていてなんか変な臭いするんですけど?」
 「臭いとか失礼やぞ!高橋!」
 この男子は高橋。
 この科学部部長の私以外のたった一人の部員だ。
 私は彼に惚れている。
 でも恋愛経験0の私はどうしていいかわからずに日々発明品で彼の気を引こうとしているのだ。
 「これプニプニしてて生暖かくてなんか気持ち悪い洞窟ですね。」
 「気持ち悪いとか言われると普通にショックなんだが?前に洞窟探検してみたいとか言ってただろ?」
 「よく覚えてますね?」
 「ちょっと狭いかもしれないが安全な洞窟だから入ってみろ。まっすぐの一本道だから。あと土足禁止な。」
 「ええっ?普通に嫌ですよ?」
 「まぁ、そんな事言わずに騙されてみたと思って入ってみ?」
 渋々入ることになった高橋。
狭い洞窟(?)に腹ばいで入って行く高橋。
 私はそれを部室のソファーに座ってドキドキしながら眺めるのだった。
 「部長!やっぱりこの洞窟なんか変ですよ!妙にヌルヌルしてきたんですが?」
 「まぁ、そう言わずにもう少し奥まで入ってみろよ。」
 「う~ん、じゃあもう少しだけ進んでみますけど・・・。」
 そう言って高橋は洞窟の奥深くへ消えて行った。
掛かったな!高橋!そこは私のあそこの中だ!
 このワームホールは対になった場所に繋がっているのだが、ただ繋がっているだけではないのだ。
 目の前に有る大きい輪っかと私の膣口にセットされた小さい輪っかが繋がっている。
 すなわち通り抜ければ物体は小さくなるのだよ。
「(ぐふふふ、高橋がついに私の中に・・・。これはもう実質セックス!)」
 私の中で高橋がもぞもぞと動くのを感じる。
 自然とあそこがキュンキュンと収縮してしまう。
 「わわわ、部長~!なんか洞窟が急に縮んできたんですがこれ本当に大丈夫なんですか?」
 「あっ・・・んっ♪ 大丈夫・・・あまり刺激しなければ大丈夫だから・・・。」
 「わわわ・・・狭い!こうなったら・・・。」
 「ちょ・・・高橋!」
 私の中を高橋が急に押し広げたのだ。
 「んっ・・・♪」
 私は声を押し殺すのに必死だった。
 彼は私の中を押し広げこじ開けながら奥へ奥へと進んで行ったのだった。
 「部長、暗くて見えないですけどやっと行き止まりみたいです。」
 「そ・・・そうか高橋。まぁ少し休憩してから戻ってこい。折角の洞窟探検だし。」
 「部長もちょっと来てくださいよ。」
 「えええ、私も?」
 「僕一人にだけ洞窟探検させるとかずるいですよ!」
 「そ、そうだな。じゃあ、私も今からそこに行くわ。」
そうして私もワームホールの中へと入ることとなった。
 何が悲しくて自分のあそこの中に入らなきゃ行かんのか。
 私はそっとそのピンクの洞窟へと手を掛けるのだった。
 すると下半身に感触が伝わる。
 洞窟=私自身なのだ。
 私は高橋を追って自分自身の中をできるだけ刺激しない様に腹ばいでそっと進むのだった。
 頭に着けたライトに照らされた高橋の足が見えてきた。
 「おーい、高橋。私も来たぞ。」
 「あ、部長!明かり持ってるんですね。ちょっと待ってください。今広げるんで。」
 「はあっ?・・・ちょ!?」
 高橋は私のために壁を押し広げてスペースを作ったのだ。
 その狭い洞窟の突き当りに高橋と密着するように並んで寝転んでいるような形だ。
 ただでさえ触れ合うだけでもドキドキするのに、刺激が伝わり私の下腹部が疼く。
 私が感じてキュンキュンするたびに洞窟が狭く、きつく収縮してくる。
 「ちょっと、部長!安全って言ったじゃないですが!」
 狭くなりすぎて彼と向かい合って抱き合う形で密着することとなった。
 「ああ、す・・・すまん。これは想定以上だわ。」
 「早く脱出しましょう。今僕が隙間作るんで。」
 そう言うと高橋は私をかばうように強引に洞窟を・・・私の膣内を押し広げたのだった。
 「ひゃうっ・・・!」
 「部長大丈夫ですか?」
 「ああ、らいじょうぶだ。」
 「ん?なんかここに小さな穴がありますね?なんだろ?」
 「ちょ・・・高橋!そこはダメっ!」
 私が声を出した時にはもう遅かった。
 既に高橋は穴に、私の子宮口に手を突っ込んでいた。
 私の身体に電流が走る。
 洞窟はブルブルとひと際大きく振動したかと思うと私達は外へと押し出されたのだった。
 「ぷはぁ・・・なんだったんだ一体!?しょっぱくて変な味で口の中がいっぱいだ・・・。
 これ毒とか入ってないですよね?部長?あれ?大丈夫ですか?顏真っ赤ですよ?」
 「全部お前のせいじゃい!!」
部長の恋路はまだまだ果てしなく険しい。
