夢見る少女と戯れる2

僕は布団に入り目を閉じると直ぐに眠りに落ちた。
そして夢を見る。
宇宙空間の様な暗闇の中にいくつもの光の玉が浮かんでいる。
光りの玉は新しく現れては消えていく。
これは他の人が見ている夢だ。
それぞれの光の玉の中に夢の世界が広がっているのだ。
光りの玉が浮かぶ空間を漂っていると僕の身体は一つの光の玉へと引っ張られて吸い込まれていく。
今日もまた僕の夢は誰かの夢の世界に繋がってしまったようだ。

世界が鮮やかに色づいていく。
この人はどんな夢を見ているのだろうか?
怖い夢じゃ無ければいいなぁ。

~~~夢の中~~~
「ふふふ、待ってたわよ。ゆっくん♪」
「!?」
目の前には朝に出会って挨拶するだけの関係の近所の年上のお姉さんがニコニコと笑っていた。
一度この人の夢に繋がった事があるのだけど、この人は自分の夢を自由にコントロールすることが出来る様だ。
朝たまに顔を合わす時の彼女はいかにもお嬢様って感じの振る舞いをしているのだが、夢の中で出会った彼女はとても自分の欲望、特に性欲には忠実なようだった。

「ねぇ、ゆっくん。君って私の夢の中のゆっくんじゃなくて、本物のゆっくんだよね?」
バレてた。
この間、間違ってサツキお姉ちゃんなんて言っちゃったから・・・。
「・・・。」
僕は何て答えたらいいのか返答に困り黙り込む。
「やっぱりそうなのね!嬉しい♪」
そう言うと彼女は僕に口づけをしてきたのだ。
「んんっ・・・。」
口の中に彼女の舌が割り込んできて僕の舌に絡ませてくる。
んちゅ・・んっ・・・。
ファーストキス!それも大人な奴!
しばらくの間、僕はされるがままそれを受け入れていた。
だって美人のお姉さんだよ?ちょっと変態かもしれないけど。
それに僕も思春期真っ只中でHな事には興味しかない。

「それにしても、どうして私の夢の中に居るのかな?」
彼女が僕に聞いてくる。
「えっと・・・よくわからないんだけど前から人の夢に入り込んじゃう事がたまにあって・・・。」
「ゆっくんは悪魔とかの存在って信じる方?」
「えっ?悪魔とかそんなの実際に居るんですか?」
「ええ。大昔は確かに存在していたのよ。でも今はもう純潔の悪魔はいなくてごく僅かにうっすらとその血を引くものが居るくらいね。」
「なんでそんなに詳しいんですか?」
「だって私も悪魔の血を引いているもの。夢魔・・・サキュバスってやつね。
男性の夢に現れては誘惑するってやつ。まぁ、ほとんど人間なんだけどね。」
「ああ、だから自分の夢をコントロールできるんですか?」
「ええ、それくらいしか出来ないの。でも君も夢魔の血が混じってそうよ、他人の夢に干渉出来るからかなり濃いと思うわ。」
「そっ、そんな・・・?」
「人の夢に入れるのがその証拠かな。慣れれば人の夢に干渉して自由にすることも出来ると思うわ。」
なるほど・・・。なんとなく納得がいった。
この力は悪魔・・・夢魔の力だったのか。
なんだっけ?女の夢魔がサキュバスで、男の夢魔がインキュバスだっけ?

「ねぇ、ゆっくん・・・あっ、ごめん。ユキノリ君。改めて自己紹介するね。
私は早川サツキ。よろしくね。」
「えっと、夢中ユキノリです。」
「でも嬉しいなぁ~本当のゆっくんに会えて♪」
彼女が僕に抱き着いてきてまた唇と唇、舌と舌が絡み合う。
「夢を自分の好きなように操れるってね、自分で書いた小説を自分で読んでるような物で案外退屈なのよ。
だから本物のゆっくんの反応が可愛くていっぱい虐めたくなっちゃう♪」
彼女が僕の服を脱がしてきた。
裸になった僕の上に彼女が跨ってきて・・・僕は童貞を奪われた。(夢の中だけど)
それにしても気持ち良かった・・・。
いや、そうじゃなくて良い事を聞いた。
僕にも夢を制御することが出来るんんだ・・・。
人の夢にも干渉することが出来るなんて夢みたいな話だ。

「ねぇ、折角だし練習してみる?夢魔は蝙蝠に姿を変えて相手の所に現れては好みの姿に変身したって言うわ。」
「うん、やってみます。何がいいかな?」
すると彼女がパンツを僕に手渡してきた。
「じゃあ、これ!上手く変身出来たら君の事を穿いてあげる♪」
「えぇ~?パンツですか?」
「興味ない?」
「あ、あります!」

僕は自分がパンツになった姿を想像して強く念じてみた。
するとどうだろう。
身体が変形していき僕の姿はパンツそっくりに変身したのだった。
「おお~、良くできました!ふふふ、それじゃ穿いてあげるね♪」
彼女が僕に足を通していく。
足元から見上げる彼女はすごい迫力だった。
僕の身体は彼女の手で引き上げられていった。
やがて彼女の下腹部に密着する。
「むぐっ・・・。」
彼女の体温と匂いが伝わってくる。

と、ここで急に彼女の夢から弾き出されたのだった。
「ああ、彼女が夢から覚めたのか・・・。」

ここは夢の中ではなく、現実の世界。
・・・のはずなのだが、どう見ても僕の部屋の天井ではない。
薄暗い部屋の中なんだけど、何かがおかしい。
手足の感覚が無い!
僕の身体はどうなってしまったんだ?
すると僕の身体が大きく揺れた。
いや、僕の身体と言うか僕が密着している物体が・・・だ。
「ふぁぁぁぁ~。何だか良い夢を見た気がしますわ♪」
なんと!彼女の声が聞こえてきたのだ。
ここってまだ彼女の夢の中?いや、ひょっとして僕の夢なのかな?
周りが明るくなると周りの状況が把握できた。
目の前には夢の中で見た彼女のあそこがある。
僕の身体は彼女のパンツになっていて彼女に穿かれているのだ。
何となくなんだけど、ここは夢の中では無い気がする。
でも僕の身体はどうなっちゃったんだ?
まるで夢の中から現実に飛び出してしまったような・・・まるで夢を見ているような。
なんだっけ?白昼夢?
現実世界で昼間に妄想の世界に入ってしまうようなやつ。

トントン。
部屋のドアがノックされる。
「お嬢様、そろそろ朝食のお時間です。」
「は~い、ありがとう。着替えたら行きます。」
彼女はベッドから立ち上がると着替え始めた。

僕は彼女に声を掛けてみた。
「サツキさん!」
・・・反応は無い。

「ねぇ、サツキさん!!」
・・・やはり反応は無い。
僕の声は彼女に届かない。

彼女がストッキングを履くようだ。
下から2本の足を黒いストッキングが登ってくる。
やがて僕の身体はストッキングの中に閉じ込められた。
ぴっちりとストッキングによって彼女の身体に押し付けられたのだった。
ストッキングを履いた後、ふわっとしたワンピースを着たようだ。
僕の本体?は一体どうなってるんだろうか。まだ寝てるのかな?
今日が土曜日で良かった。

で、現状を整理する。
・おそらくここは夢ではなく、現実の世界である。
・夢の中でパンツになったまま現実の世界に出てきてしまったと思われる。
・現実世界では僕の声は彼女に届かない。
・自分の身体への戻り方もわからないが恐らく身体が起きれば元に戻れるとは思う。
こんな所だ。

まさか自分がパンツになる日が来るなんて思ったことも無かった。
綺麗なお姉さんのパンツになって穿かれているのだ。
まぁ折角だしパンツを満喫しようと思う。
レースのTバックである。
後ろはお尻の割れ目に食い込み、少ない布面積で前を覆っている。
アソコの毛は綺麗に整えられていて綺麗な割れ目が姿を覗かせている。
彼女は着替え終わると部屋を移動するようだ。
歩く度にお尻の肉が右、左とリズムよく動き、僕の身体がムニムニと挟まれる。
彼女がテーブルにつく。
どしりと体重が僕の上に伸し掛かってきた。
意識を股間の所に集中するとそこに顔が有るかのような感じとなった。
まるで僕の顔の上に彼女が腰を降ろしているかのように錯覚する。
ハァハァ・・・。
彼女のあそこがむぎゅっと顔に押し付けられる。
椅子と彼女の秘部に挟まれていると彼女の体温で熱が籠って蒸れてくるのが分かる。
僕は彼女が朝食を摂る30分ほどずっとそこで眺めていたのだった。

で、そこで場面が切り替わる。
自分の部屋の天井だ。
いつまでも起きてこないから母さんに起こされたのだ。
やはり、自分の肉体が起きると意識が戻ってくるようだ。
僕は自分のパンツのゴムを引っ張って中を確認する。
「最悪だ・・・。」
どうやら夢を見ている間に肉体の方は暴発してしまった様だ。
朝からこっそりとパンツを洗う羽目になったのだった。