彼女と分裂彼氏1

俺はどこにでもいる普通の社会人だ。
いや、普通の社会人だった。
・・・そう、過去形である。
この間彼女のせいで死にかけたのだが、それが切っ掛けで人に言えないようなあり得ない体質になってしまったのだ。
彼女も普通の社会人だ。
付き合って既に数年たっている。

で、先週の話をしよう。
「えへへへ、いいでしょ~?新車買ったんだ~♪」
「おお、いいじゃん! でも免許もってたっけ?」
「じゃじゃ~~~ん!運転免許~!! この間取ったばっかりだよ!! ねぇ、ドライブ行く?行っちゃう?」
彼女がキラキラした目で見つめてくる。
「ああ、行こっか。」
俺はこの時、気軽にドライブに出かけたことを後で激しく後悔することになる。
「ちょ、ちょっと!ブレーキ!!」
「運転中に気が散るから話しかけないでっ!!」
「前!前見てっ!!」
ずっと終始この調子だった。免許取らせるなよ・・・。
そして彼女の家まで奇跡的に無事戻ってきた所で事件は起こった。いや、事故か!?

「バックで入れるから、後ろで見ててくれない?」
「おう、わかった。」
「オーライ、オーライ、そのままもうちょっと下がって~。」
ブゥォォォォン!ブゥォォォォォォォン!!キュルキュルキュル!!!
「へ!?」
気が付くと彼女の運転する車が猛烈な勢いでバックしてきていたのだった。
俺の身体をドスンと強い衝撃が襲う。
「ぐはっ!!」
車が輪留めを乗り越えて俺の身体を直撃。そしてそのままの勢いで後ろのブロック塀に突っ込んだのだ。
俺は身体を挟まれて身動きも声も出せない状態であった。
「う、うそっ!やだっ!まって、今どけるからっ!!」
慌てて気が動転した彼女は車をどけようとアクセルを踏み込んだのだ。(バックギアのままで)
「・・・うぅ・・・つぶ・・・れる・・。」
壁と車に強く挟まれた俺の体はミシミシと音を立て、俺の命は風前の灯だった。
その時に幸か不幸か、それは起こったのだ。

ぴちゅ~ん!
なんと、俺の身体が潰されて二つに分裂したのだ!!

慌てて車から降りてきた彼女が声を上げる。
「えぇ~~~うそ~!?何これ?」
「「いや、何これじゃねーよ!!」」
二人の俺の声がハモったのだった。
ひとまず人目を忍んで彼女の家の中へと移動したのだった。

どうやら俺の身体は強い衝撃を受けて普通だったら死ぬ所が、なぜか二人に分裂して命が助かったのだ。
「いや~ちょっとびっくりしたけど、無事でよかったね!」
「「無事でよかったねじゃねーよ!どうすんだよこれ!!」」
俺たちは頭を抱えるのだった。

分裂した俺は身長が半分くらいになっている。
いつもより視線が低いのでかなり違和感がある。
彼女が上から見下ろすように能天気に話しかけてくるのが若干むかつく。
「ねぇ、くっついたら元に戻るんじゃない?」
「「いやいや、そんな単純なもんじゃないだろ!!」」
またしても二人して声がハモってしまった。
ひょっとして思考もリンクしているんだろうか。
何となく繋がっているような気がする。
彼女がもう一人の俺を後ろからハグしている。
「うふふふ、ちっちゃくてかわいいかも♪」
うぉ、何だか俺も後ろから抱きしめられているような感覚が伝わってくる。
抱きしめられるだけじゃなく、彼女の付けている香水の香りまでが伝わってくる。
どうなっているかは仕組みはわからない。
分裂したものの、意識はどうやら一つの様で自分の身体が離れたところにあるようなそんな感じだった。

目の前に分裂した俺がいる。
試しに手を取り合い、元に戻れないか試してみたのだが・・・。
「うぉ!?」
俺たち?の身体は交じり合い、再び一つに戻ったのだった。
「あー元に戻っちゃった?可愛かったのに~。」
「いやいや、そういう問題じゃないだろ!」
そんなやり取りをしていると、すっかりお昼の時間が過ぎていた。
「今、何か作るからちょっと待っててね。」
彼女はそう言うと台所へと向かったのだった。

「それにしても俺の身体はどうなっちゃったんだ・・・?」
俺は手のひらを目の前に広げるとじっくりと眺めてみる。
どう見ても普通なんだが・・・。
なんとなく、もう分裂しないだろうな?なんて考えながら指を引っ張ってみたのだ。

ぽろりっ。
「うおっ!!」
指がもげた!!指がもげた!!(大事なので2回言いました。)
すると、もげた指が人の形へと変形していく。
そしてあっと言う間に俺の形へと変形したのだった。
小人の俺、爆誕である。
もげた俺の指も気が付けば元通りである。
まぁ、元に戻れる事はわかっていたので、次は腕をもいでみた。
ぽろりっ。
特に痛みもなく今度は腕がもげ、さっきの指よりもちょっと大きめの俺が出来た。
「あ・・・俺縮んだ・・・。」
さっきの指サイズの分裂の時は気づかなかったが、分裂した分だけ俺の身体も縮む様だ。
だから二人に分かれた時は半分くらいの大きさになったのか。
「それにしても身体の感覚がリンクしているなら、視覚の共有とかもできるんだろうか。」
俺は目を閉じて分裂体の視覚が共有できないか試してみたのだが驚いた。
目を閉じた俺に、まるでマルチディスプレイの様に分裂体の視覚が飛び込んできたのだ。
同時に見ることも出来るし、一つを選んでフルスクリーンの様に完全に切り替えることも出来た。
そっちに意識を集中すると、まるで自分が小人になったような気分を味わえた。
それぞれの体を同時動かすのはちょっと慣れが必要そうだ。
「でも、これってやばくね?(ニヤリ)」
俺は腕の分裂体と再び合体すると、指サイズの分裂体に意識を集中してキッチンで料理する彼女の足元へと向かったのだった。

「ふん~ふふふん~ん♪」
鼻歌を歌ってご機嫌で料理している。
そう、今日の彼女はスカートなのである!!
彼女とは付き合ってもう数年になるので、もちろん肉体関係は有る。
パンツも裸も既に見慣れたものである。
でもなんだろう・・・この高揚感。
足元から彼女のパンツをこっそり覗くだけなのになぜこんなに興奮するのか。
彼女の足元、両足の間から上を見上げる。
おおう、絶景かな。スカートの中に彼女の白色のパンツが丸見えである。
盗撮とかは興味なかったのだが、ちょっぴりわかる気がする。(ダメっ!盗撮)
そんな感じで彼女の足元でニヤニヤと鑑賞会をしていたのだが、俺は忘れていたのだ。
彼女が非常におっちょこちょいだという事を。

「あ、いっけな~い!」
ドスンッ!!
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
気が付くと目の前の床に巨大な包丁が俺の身体ギリギリのところをかすめて突き刺さっていたのだ。
俺は腰を抜かして床に座り込み、ちびりそうになっていた。
「あっ、かわいい~~~♪」
彼女が足元の俺に気づいた様だ。
小さくてかわいい物が大好きなのだ。
「あっ、でも今料理中で危ないからちょっとここに居てね♪」
そう言うと、彼女は俺の身体を持ち上げるとその豊満な胸元へと押し込んだのだった。
むにゅん。
彼女の豊満な胸が俺の身体を挟み込み、彼女が身体を動かすたびに全身が揉みしだかれる。
「こ、これは・・・。」
俺は思わぬ全身パイズリの感触に性欲が高まり、ご飯どころではなくなってしまっていた。
今日は彼女の家にお泊りだが、夜が待ち遠しくて仕方ない。

「それじゃ先にシャワー浴びてくるね♪」
今日は久々のお泊りなので、彼女もその気でノリノリである。
彼女はシャワーに行ったのだが、分裂体も一緒に連れていかれてしまった。
「俺と意識を共有しているって事はまだ伝えてないんだよなぁ・・・。」
かわいい小動物か何かくらいに思っているのかもしれないな。
そう思いながら、俺は意識を本体から分裂体へと移したのだった。

「それじゃあ、服脱ぐから君はちょっとここで待っててね~♪」
俺の分裂体は洗濯機の上にちょこんと置かれたのだった。
そして始まる彼女のストリップショーである。
普段は恥ずかしがって明るい所だと見せてくれないんだよね。
白いブラとパンツが脱衣所の中で露わになる。
そして、その下着も直ぐに取り除かれて生まれたままの姿になるのだった。
たわわな胸、くびれたウエスト、いい感じにボリュームのあるお尻。
俺はその姿を見てぼーっとしていたのだが、そんな俺に気づいた彼女が声を掛ける。
「もう~、じっと見つめないの!エッチな小人さんね♪」
裸になった彼女は俺を再び持ち上げると、浴室へと移動したのだった。

「じゃあ、先に君を洗ってあげるね~。」
風呂椅子に座ると桶にお湯を汲み、その中に俺を降ろしジャブジャブと優しく洗ってくれる。
そして、今度はスポンジにボディーソープを付けると俺の身体を持ち上げて、そっと擦ってくれたのだ。
泡でぬるぬるになったスポンジが俺の身体をやさしく刺激する。
視界には彼女のたわわな胸がブルンブルンと揺れ動き、時折スポンジが下腹部を刺激するのも相まって下半身は既に戦闘モードになってしまっていた。
そしてそれを彼女に気づかれてしまう。
「んん~~~!?これは何かなぁ~~~??ちっちゃくても男の子だね♪」
お湯で俺の身体についた泡を綺麗に流し終わると大きな彼女の口元へと運ばれると、その口が開かれる。
「ひぃぃぃ!!食べられるっ!!」
「も~~~、食べないよ!!」
そう言うと彼女は大きな舌で俺の下半身をぺろぺろと舐め回し始めたのだ。
先ほどのスポンジの比ではない刺激が俺の下半身を襲う。
ぬるぬるした温かい彼女の舌が俺の股の間に入り込んで舐めとったかと思うと、今度は上半身を舐めとられる。
彼女の大きな舌が顔に押し付けられる。
俺は答えるように小さな舌で彼女の大きな舌を舐めたのだった。
彼女は盛り上がってきたのか、今度は口を開くと俺の下半身を優しく咥え込んだのだ。
彼女の口の中で下半身をレロレロされる。
終いには全身を口の中に入れられて、舌で転がされるのだった。
彼女の唾液が全身に絡みつき、上顎と舌で絶妙な加減で愛撫され、あっと言う間に果ててしまった。
おっちょこちょいでどんくさい彼女だが、なぜかこういう事だけは得意なのだ。
「じゃあ、今度は私の身体洗っちゃうからちょっと待っててね♪ 」
彼女は俺をシャンプーの横に降ろすと自分の身体を洗い始めたのだった。
俺はその彼女の動きに合わせて揺れる胸を眺めながら、この後のプレイの妄想にふけるのであった。

彼女と交代して今度は俺がシャワーを浴びる番だ。
頭を洗っていると、何やら全身に柔らかい感触がしたような気がして意識をあっちに集中してみたのだった。
すると、どうやらソファーに座る彼女の胸の谷間に居る様だった。
お風呂上りの彼女は素足にホットパンツ、上はタンクトップである。
ボディーソープの匂いと彼女の体温が伝わってくる。
否が応でも興奮が高まっていく。

俺はさっさと体を洗うと、彼女の元へと向かう。
テレビを見ている彼女を後ろからぎゅっと抱きしめると、彼女の唇へと口づけをする。
舌を入れると、彼女も舌を絡めてくる。
チュパッ・・・クチュクチュ。
俺はもう我慢できずにその場で彼女を押し倒したのだった。
唇は重ねたまま、右手を彼女のホットパンツの中へと滑り込ませ、パンツの上から溝をなぞるようにやさしく愛撫する。
「んんっ・・・♪」
俺は慣れた手つきで彼女のホットパンツを脱がすと、今度はパンツの中へと手を進める。
彼女の体がビクッと震える。
どこが感じやすいのかは大体把握しているのだ。
クチュ・・・クチュッ。
彼女の中へと差し込んだ指に彼女の肉襞が絡みついてくる。
しばらく愛撫を続けると、彼女の中はもうすっかり出来上がっていていつでも受け入れOKだ。
いつもならここでこのまま合体って流れなのだが、今日は一味違うのだ。
俺は彼女にばれない様に自分の息子を握ると、根本からぶちっともいだのだ。
するとそれは直ぐにチンコサイズの俺の分裂体へと姿を変える。
もちろん、もいだチンコも直ぐに生えてくる。
彼女のパンツへと手をかけるとスルスルと脱がし、二本の指でヌルヌルになった秘部をクパァと開いたのだった。
そして、俺は先ほど別れた分裂体へと意識を集中すると彼女の割れ目の正面へと移動したのだった。
目の前には俺の本体の指によって左右に大きく開かれた花弁がどアップでテカテカとした粘膜を露出させている。
そして、その割れ目の下の方には彼女の奥深くへと続く入り口がひくひくと口を開けている。
俺はゴクリと唾を飲み込むと、その入り口に頭から潜り込んで行ったのだ。

それは想像以上だった。
全身にぬるぬるの柔らかい肉襞が絡みついてきたかと思うと、ギュギュッと締め上げてくる。
今まで味わったことのない感覚が全身を包み込む。
もっと全身で彼女を味わいたい。
俺は先に分裂していた指サイズの分裂体を呼び寄せ、彼女の膣内に足元まで入り込んでいる分裂体に合体させたのだった。
合体した事によってわずかだが、彼女の中で俺の存在が大きくなる。
ギュムギュムッ!
「んっ、いつもより・・・すごいっ!!」
彼女は俺がチンコを挿入していると思っているようだ。
実際に挿入しているのは俺の分裂体なんだけど。

俺は意識を本体に移すと、彼女のあそこからはみ出している分裂体の足首を掴み、前後にピストンさせたのだ。
ビクッ!ビクッ!!
分裂体とは感覚を共有しているため、分裂体を押し込むと全身をヌルヌルの膣肉に締め上げられる感覚が俺にもダイレクトに伝わってくる。
ハァハァ・・・やばいくらい気持ちいい。
自然とピストン運動の速さが早くなり、それに比例して俺の体を襲う刺激が激しさを増していく。
「あああ、ダメッ!いっちゃう!いっちゃうよ!!」
「俺も・・・逝くっ・・・!!」
彼女のあそこがひと際大きく収縮したかと思うと俺の分裂体を一気に締め上げる。
「「あああ・・・!!!」」
その刺激で俺と俺の分裂体は同時に逝ってしまったのだった。

結局、その後で彼女の中に入っていたのがチンコではなく分裂体だというのがばれてしまったのだがそれでちょっと困ったことになった。
「ねぇ・・・この子頂戴♪」
「「いやいや、ペットじゃないから!」」
また俺と分裂体の声がハモる。
「いいじゃん、この子気持ちいいんだもん♪」
「いやいや、それ俺だから!感覚つながってるからっ!!」
「え~!?じゃぁ、この子といればいつでも一緒にいられるって事?」
「うん、まぁ・・・そういう事だけど・・・。」
と、そんなこんなで分裂体を奪われてしまったのだ。

━━━後日
俺は仕事が終わって風呂にゆっくり浸かっていたのだが、急にヌルヌルとした気持ちいい感覚が襲ってきたのだ。
まさかと思って、彼女の元にいる分裂体に意識を集中してみたのだが案の定だった。
「うぷぷぷっ・・・。」
彼女がパンツの中に俺の分裂体を入れ、ぬるぬるになった割れ目に俺の体を擦り付けていたのだ。
既に割れ目から溢れだした愛液で俺の全身はべとべとである。
「はぁ・・・しょうがないから今日も付き合うか。」
そうして俺は連日彼女の中へと潜り込んで行く事になるのだった。