ヒーローの受難

「きゃぁぁぁぁーーー!!」
「怪人だー!怪人が出たぞー!!」
「大人しくしろ!ここは秘密結社トワイライト団が既に占拠した!」

ここは人体改造によって強力な力を手に入れた怪人たちが徒党を組み、いくつもの悪の組織が乱立し縄張り争いを行う世界。
だがしかし、それに対抗するために立ち上がった先端科学を結集して作られた組織がいくつか存在する。
そしてこの都市の治安を守っているのがJD(女子大学生)戦隊ジョシレンジャーである。
何故か隊員の選考基準は可愛い女の子に限るというよくわからないオーナーの選考基準に心意気が感じられる。

「そうは行きませんわ!」
「ぐぬぬぬぬ、また出たな!ジョシレンジャー!!ノコノコと一人で出てくるとは舐められたものだ!行け!スライム怪人!!」
スライム怪人の身体が大きく膨張したかと思うとジョシレンジャー・レッドに襲い掛かる。
スライムの身体がレッドの身体に纏わりつき、レッドの身体を拘束する。
「ははは、そのまま身動きも取れずにやられるがいい!!」

───1時間経過。
「何故だ!何故倒れん!!一体そのヒーロースーツはどうなっているのだ!!くそっ、今日はこのぐらいで勘弁しておいてやる!!」
一方的に攻撃してもまったく攻撃が効いていない様でピンピンしている。
かと言って、下手に組織のアジトに連れ帰っても場所を特定されては困るのだ。

とある週末の居酒屋。
「ったく、あいつらどうなってるのよ!お陰で今月も組織ランキング下がりまくりじゃないのよ~!!」
金髪ロングヘヤーの美人が酔っぱらってカウンターに突っ伏している。
秘密結社トワイライト団を作ったのはこの人なのである。
「こうなったら新しい怪人を作り出して奴らのヒーロースーツの秘密を何としても調べ上げるしかないわね!」
そうと決まれば即行動である。
新たな怪人の素材となる人間をスカウトするのだ。
その美貌から彼女が声を掛ければいくらでもホイホイとついてくるのだ。
「ねぇ、そこのあなた。私といい事しない?」
「えっ、俺!?」
そこで白羽の矢が立ったのが丁度となりで一人で飲んでいた俺である。
先月に勤務先が倒産して絶賛無職素人童貞の俺である。
「さっきから私のことチラチラ見てたでしょ?」
「いや・・・えっ?あっ、はい。すいません、見てました。」
俺はその美人さんに手を取られ、人気のない路地裏へと連れ込まれていた。
まさか美人局とかで怖いお兄さん出てきたりしないだろうな・・・。
「そんなに警戒しなくても大丈夫よ。怖いお兄さんなんて出てこないから。」
俺は一瞬ビクッとしてしまった。
まるで心の声を聞かれたかのように声を掛けられたからだ。
彼女がビルの壁に手を当てると、さっきまで壁でしかなかった所が急に開き階段が現れた。
そして俺はそのまま階段の奥へと連れ込まれてしまったのだった。
「ようこそ、秘密結社トワイライト団へ!!」
そのあとスプレーのような物を掛けられて意識を失ったのだった。

気が付くと俺は手術台のような所に手足を固定されていた。
「あら、やっと目が覚めたようね。」
手足はがっちりと拘束されていて抜け出せそうにはない。
「俺をどうする気だっ!!」
「君にはうちの新しい怪人になってもらおうかと思ってね♪
私は触れると相手の思考や深層心理を読むことが出来るのよ。
あなたの望む力を与えてあげる事ができるわ。
無理やり変な怪人にしたりしない分、うちは離団率が低いのよ?」
彼女はそう言うと俺の唇に、自分の唇を重ねてきた。
「(んんんっ!!)」
チュパッ!
しばらく唇を重ねた後で彼女の唇が離れる。
「ふ~ん、君はそういうのが好きなんだ?」
「えっ?そういうのって?(思考を読まれた?)」
「別に隠すことはないわよ、人それぞれ心の奥底に様々な欲望を抱えているものよ。そして私たち怪人はその欲望に忠実に生きればいいのよ。」
「わかりました。俺、トワイライト団に入ります!」
そして彼女の手によって成分調合された俺の願望を叶えるための怪人化薬の入った大きな注射を身体に打たれたのだった。
その日、新たな怪人が誕生する。
その名もシュリンカー怪人。
任意に身体を小さくすることができ、さらに小さくなるほどその肉体は強化されるのだ。
怪人と言っても普段は普通の人間の姿で普通に社会に紛れて生活しているのだ。
「スパイ活動に向いた怪人が欲しかった所だから丁度よかったわ。」
「団長、俺の力をさっそく試してみませんか?」
「ええ、いいわよ。私も最近うっぷんが溜まっていてすっきりしたかった所なのよ。」
そう言うと俺たちは団長の個室へと移動したのだった。

再び彼女と唇を交える。
薄暗く静かな部屋のなか、ピチャピチャと舌を絡ませる音が響く。
彼女の顔はまるで風呂上がりの様に上気している。
彼女の能力で俺がこれからやろうとしている事が伝わっているのだろう。
ベッドに押し倒すと、指で彼女の秘部をやさしく解きほぐす。
すぐに湿り気を増し、彼女の受け入れる準備は整った。
そして俺は怪人の姿へと変身したのだった。

俺はシュリンカー怪人。小さく強靭な身体を手に入れたのだ。
彼女はすでのその能力で俺の願望を読み取っている。
小さくなって女性の中に潜り込み、中からヒーヒー言わせたいという俺の歪んだ性癖を読み取ってこの身体にしてくれたのだ。
怪人である彼女もまた自分の欲望には正直である。それは性欲についても同様だ。
小さくなった怪人が自分のあそこの中へと入ってその強靭な肉体で内部からグチャグチャに掻き混ぜてくれるというのだ。
気持ちいいに決まっている。想像するだけで勝手に下半身が熱くなっていた。
そして今俺はベッドに横になった彼女の太腿と太腿の間にいる。
俺が先ほどまで指で掻きまわしていたテラテラと光る蜜壺が目の前に広がっている。
「ねぇ、ほら早く~~~♪」
彼女がその細い指で自分の花弁を大きく開いて俺を誘っている。
奥の方まで丸見えだ。
「団長、それじゃお邪魔します。」
涎を垂らしてまだかまだかと俺の入場を待ち望んでいるピンク色した団長の熱い洞窟の中へと入り込んで行くのであった。
怪人となった俺の身体はデコボコの付いた芋虫の様に細長い体に無数の手足が生えたようなそんな身体である。
女性の中から無茶苦茶に逝かせまくりたいという俺の願望が反映された姿だ。
醜悪とも言える俺の身体だが、俺は満足している。
ニュプニュプッ・・・。
「んんん~~~~♪」
無数の手足を用いて彼女の奥へ奥へと潜り込んで行く。
ピンク色の柔らかい洞窟を俺の身体でこじ開けグネグネとうねらせながら、さながら削岩機の様に突き進んで行く。
やがて最奥まで到達する頃には俺の身体は完全に彼女の中へとずっぽりと埋没してしまっていた。
彼女の柔らかく熱を帯びた秘肉が俺の身体に絡みついてくる。
まるで俺の身体を楽しむかの様にビクンビクンと俺の身体を締め上げてくる。
ここからが俺の本領発揮である。
俺はデコボコの身体をくねらせ、無数の手足で彼女の内部を激しく掻きまわし刺激していく。
俺が性を意識してからずっと心の中に悶々と抱えていた願望なのだ。
そこらのバイブとは違うのだよ、バイブとは!!
小さくなっていた身体をほんの少しだけずつ大きくし、彼女の中を俺の身体でぎっちぎちに満たしていく。
その間も手足は休みなく彼女の中を激しく刺激し続ける。
「あっあっ・・あっ・・・ダメ・・・こんなの・・・はじめてっ!!頭の中が・・真っ白に・・・なっちゃう~~~!!」
そう言うと彼女は身体を仰け反らせ、激しく塩を吹きながら白目を向いて失神してしまった。
ベッドに横になっている彼女の秘部が内側から押し開かれたかと思うと、中からそれが姿を現し這い出して来る。
もちろん俺である。
「ぷはぁ~~~。」
何という充足感だろうか。俺の長年抱え込んでいた願望はこうして満たされることとなったのだ。
「団長・・・一生ついていきます。」

───後日
秘密結社トワイライト団作戦会議室の中に所属する怪人達が集まっている。
「・・・という訳でシュリンカー怪人、君にあの憎っくきジョシレンジャーのヒーロースーツの秘密を探ってきてほしいのだ。」
「ははっ!承知!」
「ではさっそく奴らをおびき出すとしようではないか。」

「また性懲りもなく出たわね!トワイライト団!!」
「ふふふっ、今日もいつもの様にやられると思うなよ!!」
というのもつかの間、いつも通りの惨敗である。
しかし、今日はそれも込みで作戦なのである。
「シュリンカー怪人は無事に取り付いた様だな。よし、撤退だ!!」
俺は他の怪人がジョシレンジャーの気を引いている内に小さくなった身体でジョシレンジャー・ホワイトの身体に取りついていた。
このままジョシレンジャーの基地まで案内してもらい、この無敵のヒーロースーツの弱点を探るのが俺の任務だ。

「はぁ・・・疲れたぁ~~~。」
「まったく、あいつら毎日の様にしつこいのよね。」
「ねぇ、帰りにパフェ食べに行かない?」
・・・まったく暢気なものだな。まさか怪人が潜り込んでいるとも知らないで。
しばらくして何処かの基地に戻るとジョシレンジャーはついにヒーロースーツの武装を解除したのだった。
するとそこには真っ裸の女子大生達の姿が。
「(う~ん、眼福眼福。じゃなかった、任務任務っと。)」
「じゃあ、スーツのメンテナンスはしておくからシャワー浴びて着替えておいで。」
「はい、博士。」
こいつが博士か・・・若い。若いと言ういうよりも幼さの残る少女だ。
俺はその博士と呼ばれた少女の白衣に取りついてその秘密を探ることにしたのだ。
モニターにスーツの状態が表示されている。
「よし、生体リンクシステム問題なし。次は空間転移システム問題なしっと。ふふふ、まさかスーツの中身が別の空間に居るなんて怪人共は気づきもしないだろうね。」
な、なんだってー!?
つまり、ジョシレンジャーは今まで安全な所から戦っていやがったのか。ぐぬぬぬぬ。
それから俺は奴らの目を盗んでスーツの秘密を探ったのだ。
それで分かったのはヒーロースーツが展開されると装着者の体表に沿って別空間が形成され、そこに転移されるという事だった。

「団長、という訳でヒーロースーツを装着したやつらを攻撃してもまったくダメージは無い様です。」
俺は本部に定時連絡をいれる。
「ふむ・・・なるほど。であれば話は早い。よくやったぞ。さっそく次の任務だ、シュリンカー怪人。」
そうして俺は次の作戦、プロジェクトトロイの木馬を遂行する。

JD戦隊ジョシレンジャー本部にけたたましいアラームが鳴り響く。
怪人が現れて暴れているとの通報を受けて出動命令が下る。
「今出動可能なのは・・・ブルーとホワイトね。お願いするわ。」
二人の女子大生が裸になり、ブレスレットを高く掲げる。
するとブレスレットが眩しく光を放ち、一瞬でヒーロースーツに換装される。
その間、わずか0.01秒である。
そしてその装着者の肉体は空間転移システムにより安全で快適な別空間へと転移され、生体リンクシステムにより遠隔操作された無敵のヒーロースーツが戦うのだ。」
だがついにその無敵のヒーロースーツが敗れる時がきたのだ、俺の手によって。

「現れたな!ジョシレンジャー!!」
「ジョシレンジャー・ブルーとホワイトが相手よ!!」
今日の怪人はマッチョ怪人。団長のスカウトしてきたガリガリのひょろ男を怪人にしたらムッキムキのパワフルなマッチョ怪人となった。
ジョシレンジャーとマッチョ怪人の激しい戦いが行われている中、ついに俺が動き出す。
「それじゃやりますか。」

ヒーロースーツ自体が無敵ならその中身に直接攻撃すればいい。
体表をスキャンしてスーツが形成される時に身体の内部に潜入していれば装着者の身体と一緒に別空間へと転移されるのだ。
俺はジョシレンジャーのシフト表を入手し、その小さな体を生かしてホワイトの生活パターンを徹底的に調べ上げた。
作戦決行日、俺は行動を開始した。
ホワイトがシャワーを浴びるときにその着替えの下着の中へと忍び込む。
気づかれないように限界まで身体を小さく小さくしていく。
下着の中で俺の身体はぐんぐんと小さくなっていき、やがてパンツの生地の繊維に身を潜ませるほどになる。
まず、第一段階クリアだ。
それにしてもヒーローの癖にこんなエロい下着を履いているなんてまったくもってけしからん。
しかもホワイトだと言うのに黒だと!?
何も知らないホワイトがシャワーを浴びて出てくると、俺が潜んでいるとも知らずにそのパンツを身に着ける。
大きな足が俺の横を通り過ぎて行く。
ホワイトの手によってパンツが持ち上げられて行き、俺は自動で目的の地へと到着した。
シャワー上がりのボディーソープの香りが漂う。火照ったホワイトの身体からの熱を感じる。
団長は美人だったが、このホワイトもなかなかに美人だ。
ジョシレンジャーの面子は相当レベルが高い。
おっと、これも任務だからね。シカタナイネー。
俺は身体を少しだけ大きくすると、気づかれない様に注意を払いながらホワイトの内部へと潜入を試みたのだった。
こんだけ大きさが違うとアレがもう峡谷の様だ。
しっとりと湿ったそのクレバスの隙間から内部へと侵入することにすんなりと成功する。
そして作戦開始時刻までこの空間でひっそりと待機するのだ。

そして話は戻るが戦闘が始まると俺はヒーロースーツを装着したホワイトの中で小さくした身体を徐々に大きくしていく。
ぐぐぐぐぐ・・・。
俺の身体がゴマ粒程度の大きさから膨張してホワイトのその空間を内側から押し広げていく。
ここまで来ればもう気づかれても大丈夫だ。
スーツを着ている間はここには手を出せないのだから。
「どうしたホワイト!!今日は動きが悪いではないか!!ははは!体調でも悪いのか!?」
戦闘の最中にホワイトの動きが目に見えて鈍くなった。
膝がプルプルと震え、立っているのも厳しそうだ。
「大丈夫?ホワイト!くっ、何かの攻撃か!?」
ブルーがホワイトに声を掛けるが返事はない。
何故なら俺がホワイトを中から絶賛攻撃中だからである。
「ははは、ぐっちゃぐちゃのトロットロにしてやんよー!!」
俺は団長とした時の様にホワイトの中で限界まで大きくなって激しく愛撫・・・もとい、激しい攻撃を繰り出しているのだ。
実はあれから団長や女性怪人達と特訓という名のエッチを何度も繰り返していたのだ。
ある意味バイブ代わりに使われているんじゃと言う声も聞こえてきそうだが、俺も彼女達も満足しているのだからwin-winの関係だ。
むしろ俺が居ないとダメな身体になってしまっている件。
女性の感じるポイントも既に熟知しているのだ。
ついにホワイトは俺の激しい攻撃の前に我慢できずに膝をつきパタリと崩れ落ちる。
そしてこれは想定外だったが、失神して意識を失った事でヒーロースーツの装着が解除されてしまったのだ。
ニュースの生中継も来ている中、素っ裸で白目を向いて失禁している姿が夕飯時のお茶の間に流されてしまったのだ。
そしてその日、ホワイトはJD戦隊ジョシレンジャーを逃げるように引退したのだった。
怪人なのにちょっと同情してしまった。

「よくやったぞ、シュリンカー怪人!!遂にあの憎たらしいジョシレンジャーの一人を(社会的に)抹殺してやったぞ。
残りのやつらも引き続き頼むぞ!!」
その日以降ジョシレンジャーは戦闘中に素っ裸で白目を向いて失禁するメンバーが続出し、やがて全員引退することとなり組織は空中分解してしまった。
まぁ全部俺の仕業ですけどね、ハハハッ。
そして俺は今日も自分の欲望の赴くまま、人知れず女性達を絶頂へと導いていくのだ。