今日から魔法使い

今日から魔法使い6

俺の名は間藤 一(まどう はじめ)。30歳の誕生日に突然抽選で選ばれて魔法使いとなった。それは置いておいて・・・。「ぬぉぉぉぉ~!!仕事が終わらない!!納期がぁぁぁ~~~!!!」もっと・・・もっと時間が欲しい。そんなこんなで今日も魔法ダウン…

今日から魔法使い5

「ん~朝の散歩はすがすがしいな。」家の近所の大きな公園をぶらぶらと散歩中である。ちょこちょことペットの犬を連れた人とすれ違う。ベンチに座って愛犬におやつを上げている女性がいた。膝の上に乗せてかわいがっている。犬が女性の口をペロペロしている。…

今日から魔法使い4

「う~ん、朝か。」昨日はひどい目に有った。死にかけた上に、キノにこってり絞られ、先ほどやっと解放されたのだった。正座をさせられて蔑みの目で見られた上に、「変態!」だの、「クズ!」だの「スカトロ野郎!」などと心無い言葉を浴びせられたのだ。・・…

今日から魔法使い3

「はぁ・・・今週は何か色々有りすぎて疲れたなぁ」今日は金曜。魔法使いになった俺だが、社畜の俺は普通に働いている。人間急には変わらないのだ。そんな俺だが、普段からデスクワーク中心で肩こりに悩まされていた。「SPも余っていることだし、何か肩こり…

今日から魔法使い2

「いやぁ~スゴイ体験だったけど、さすがに疲れたなぁ・・・。」俺、間藤 一は童貞30歳の誕生日になんと魔法使いに選ばれたのだ。そして昨晩はお隣の女の子の部屋へと潜入するつもりが、女の子の中にまで潜入してしまったのだ。思い出すだけで下半身が熱く…

今日から魔法使い1

「う~ん、どれにしようかなぁ~。」俺は30歳の誕生日に突如現れた新人魔法使いサポート担当のキノから渡されたマジカロイド端末を覗き込みながら呟く。端末の画面には魔法配信サービスのマジカルプレイが表示されている。縮小魔法か・・・。昨晩キノに縮め…

今日から魔法使い(序章)

「はぁ・・・・ついに30歳か。」もう少しで日付も変わろうかという時刻。1LDKの狭いアパートの一室で、間藤 一(マドウ ハジメ)は一人つぶやく。顔は特に悪いわけでもなく、太っているわけでもない。特に趣味と言う趣味もなく、職場と部屋を往復する…