変身 – 幼稚園編4

「せんせ~、おはようございます!」
「はい、おはよう~♪」
今日も子供たちは元気いっぱいだ。
ここはちょっと変わった幼稚園なんだけど、私は今年からここの先生をしている。
ここの幼稚園は普通の幼稚園と違い、稀に生まれてくる変身能力を持った子供たちが通う特別な育成機関なのだ。
この子らは国の諜報機関などで将来活躍する事が約束されたエリートの卵なのだ。
そんな訳でここの存在は世間一般には秘匿されている。
能力の事も本人とその家族以外には話す事を固く禁止されている。

私も変身能力を生まれながらに持っていて、今年から先輩として子供たちの教育にかかわることとなった。
私の場合は能力の発現が遅かったため、変身能力については並み以下で研究・育成の方向へと進んだ経緯がある。
最新の研究では幼い時から能力を鍛えた方がより高度な変身能力を身に着ける事が出来る事が分かってきた。

最近とても気になる子がいる。
ハヤト君って言うんだけど、変身がとても苦手な子で他の子からも馬鹿にされていた。
昔の私の姿と被ってしまって、いつも何とかしてあげたいとは思っていた。

変身と簡単に言ってもそれは非常に難しく次の3項目を如何に克服するかが課題となっている。
1.そっくりに変身する事
2.長時間変身する事
3.自分の大きさと異なる物に変身すること
今までのデータでは最長変身記録で12時間程度。
また、大きさに関しては小さい物では子猫程度。大きいものだと馬程度となっている。
一般的な幼稚園児の能力だと、変身時間は10分程度が限界で、大きさは自分よりも一回り小さいくらいにしかなれない。
そっくりに変身できるかと言うと、そこは幼稚園児のお絵描き程度と思ってくれたら分かりやすいかな?

そんなある日。
ハヤト君のお迎えが遅くなり一番最後になっちゃって、私と二人でお迎えを待っていた時の事である。
「あのね・・・先生。どうやったらみんなみたいに上手に変身できるようになれるかな?」
「例えばハヤト君が一番なりたい物に変身してみるとかどうかな?変身したいって気持ちが大事なのよ。」
って確か私は答えたと思う。
そしたら、ハヤト君は私の服になりたいんだって。
素敵な服に変身して私を綺麗にしてくれるんだって!
幼稚園児相手に心がキュンってときめいちゃった♪
それで上手に変身できる様になったら綺麗な服いっぱい着させてねって約束したんだ。
ハヤト君、私の事大好きみたい。初恋相手かな?うふふふ♪
今は変身苦手みたいだけど、なんとか鍛え上げて得意にしてあげられないかな?
5歳と20歳だから・・・結婚出来る頃には20歳と35歳か~。
う~ん、将来結婚相手居なかったら貰ってくれたり?
今のうちから私色に染め上げて・・・なんちゃってね。

それからしばらく経った頃。
また二人きりになる機会があったので、練習進んでるか聞いてみたんだ。
あの時は単なる子供の約束事だと思ってたんだけど、ハヤト君は本気だったみたい。
私が着ていたトレーナーに変身してくれたんだけど、もうびっくりしちゃった。
見た目はそっくりだし、手触りも本物と区別付かないのよ。
体積的にもかなり元の身体より小さくなってて難易度はかなり高いと思うんだけどなぁ。
目の前で変身してなかったら、変身してるだなんて絶対わからないわ。
私のために毎日練習してくれてるんだって。私愛されてるなぁ♪
今はまだ服にしか変身出来ないみたいだけど、なんとか能力を伸ばしてあげたいなぁって思っちゃった。
この子は目標があったら伸びるタイプかな?
着てあげたら喜ぶんだろうな~。
それでトレーナーに変身したハヤト君着てあげたんだ。
ハヤト君を着るっていう行為に抵抗が無いわけじゃなかったんだけど、ここで着てあげたらもっと練習頑張ってくれるんだろうなって思ったんだ。
で実際に着てみたんだけど、さっきまで来ていたトレーナーよりも着心地が良いくらい。
着て直ぐに変身は解けてしまったんだけど、この子は間違いなく才能がある。
「次は長い間変身できるように特訓だね♪ きっと君は将来大物になれるよ。」

話は変わるんだけど、幼稚園までが遠いの。
最初は頑張って通ってたんだけど、もう嫌になっちゃった。
それで幼稚園の近くに条件のいいアパートが見つかったので引っ越しすることにしたんだ。
その日は散歩してて見つけた公園の木陰のベンチで出たばかりのファッション雑誌を読んでたんだけど、その時彼が声を掛けてきたんだ。
どうやらハヤト君のお家の近くだったみたい。
また練習進んでるか聞いてみたら、あれからもずっと続けてるみたい。
この間でもかなり上手く変身出来てたのに、もっと上手くなってるのかな?
私気になっちゃって。
丁度手元にファッション雑誌が有ったから、変身してもらう事にしたんだ。
高級ブランドの新作のワンピースなんだけど、私のお給料ではとても手が出ないやつ。
それでハヤト君に変身して貰ったんだけどすごく素敵でね。
思わずハヤト君に着させてってお願いしちゃった♪
流石に公園で着替える訳にもいかなかったから、自分の部屋に戻って着替えたんだ。
あまり教え子とプライベートな付き合いは良くないとはわかってるんだけど、どうしても着てみたかったの。
今にして思えば教え子に下着姿を晒しちゃった訳なんだけど、その時はどうしても早く着てみたかったんだ。
彼は服に変身していたのもあって、あまり抵抗なかったのかもしれない。
だって、どう見ても普通の服なんだもの。
それで着てみたんだけどとても素敵でさ、これはSNSにアップして自慢するしかないわね。
これで同期のあいつにマウント取れるわ!

もう一つビックリしたのが、ハヤト君はもう半日近く変身続けられるんだって。
変身時間の記録でも12時間くらいだったはずなので、それが本当だったらとても凄い事なんだけど。
それで早速ハヤト君を着て鏡の前で自撮りしてたんだけど、ハヤト君の変身が急に解けちゃったんだ。
なんか調子悪いみたいって赤い顔で話してくれるんだけど、直ぐに理由わかっちゃったわ。
私、下着姿でハヤト君とくっ付いてたのね。
大人の女性の身体にメロメロね、ハヤト君。
今更大人の私が意識して態度変えるのも変かなって思ったし、もっと才能伸ばしてあげたいってのもあったからそれからこっそり練習に付き合う事にしたんだ。
教え子と二人でこんな事してるなんてとてもじゃないけど言えないわ。

その日も私の家で二人で特訓してたのよね。
この前は着てから数分で変身解けてしまったんだけど、徐々に変身時間は伸びてきて今回は35分。
私の下着姿にも耐性が出来ていたのかしら?
次はちょっと意地悪したくなって、タンクトップに変身してもらう事にしたの。
小さい物に変身するのは難しいはずなんだけど、一発で上手に変身しちゃったわ・・・。
スゴイ才能の塊なんじゃないかしら?
意地悪のつもりでタンクトップに変身してもらったけど、さすがに着ない訳にはいかないものね。
ちょっと悩んだけど、もうどうにでもなっちゃえ!
私の悩殺ボディーに何処まで耐えられるかな?ハヤト君。
ブラジャーの上からハヤト君を着てみたんだ。
自慢じゃないけど、私胸が大きいのよね。
タンクトップの生地が胸で押されて伸びちゃってるけど、ハヤト君大丈夫かな?苦しくないのかな?
冷静に考えるとおっぱい押し付けてるんだよね。ちょっと恥ずかしくなってきたかも。
おっ、今回はなかなか粘りますね、ハヤト君。
なんだか先生、楽しくなってきたかも。

ある日、ハヤト君のママからお願いされて急に一晩だけ預かることになった。
まぁ、よく二人でこっそり練習してるから慣れた物なんだけどね。
晩御飯の時間までまだ時間あったので、何して遊ぼうか聞いてみたら変身の練習をしたいだって。
もうハヤト君がかなり長い時間変身出来る事もわかっていたので、今日は初めてハヤト君を着て外にお買い物に行くことにしたんだ。
丁度穿いてみたいスカートが有ったんだよね。
さすが、ハヤト君。本当にそっくりだわ。
早速下着姿になって変身してくれたスカートを穿いてみたんだけど、やっぱり素敵ね。
着替え終わると、早速ハヤト君と二人で近所のスーパーへと向かったんだ。
何も考えずにいつも通り自転車に乗っちゃったけど、ハヤト君大丈夫かな?重くないかな?
スーパーで他のお客さんとすれ違う度にドキドキしちゃった。
急に戻ったりしないよね?
う~ん。それにしても私、ちょっと変な趣味に目覚めてきちゃってるかも。
これもハヤト君のせいなんだから。

オムライス作ってあげたんだけど、とても喜んでくれたわ。
この辺は何処にでもいる普通の幼稚園児だね。
そしてご飯食べ終わったら、お風呂の時間。
一緒にお風呂入ったんだ。
幼稚園児だし大丈夫だよね?
ハヤト君ったら、わざとこっちをあまり見ない様にしてるみたい。本当にカワイイなぁ。
お姉さん、悪戯したくなっちゃうぞ。
「そうだ、お風呂あがったら変身かくれんぼしよっか?」
そう言って、私の着替えの何かに変身してもらったんだ。
「もう、い~かい?」
「もう、い~~~よ!」
脱衣所からハヤト君の返事が返ってきた。
さてさて、いったい何に変身したのかな?
着替えを入れていた籠を見てみたんだけど、ぱっと見では全く分からないね。
本当に変身が上手になったね。先生嬉しいよ。
どれかなぁ?
まず一番に候補から除外したのは下着。
この小ささにまで変身出来る能力者はいないからだ。
残りはパジャマの上下なんだけど、どっちだろう?
「む~~~、まったく区別がつかないわね・・・。上かな? それじゃ変身解けるまで着ちゃうぞ~♪」
そして、そのまま着替え終わるとベッドで横になる。
服に変身して人に着られるってどんな感じなのかな?
とか考えてたんだけど、日ごろの疲れが溜まってたのかいつの間にか眠っちゃってたみたい。
気が付けば朝になってたよ。
ハヤト君まだ変身したままみたいなんだけど、この変身時間はとても幼稚園児レベルじゃないんだよね。
「ハヤト君起きてる~?」
私はパジャマを脱ぐと足元に並べて、パジャマに向かって話しかけた。
「もう先生の降参でいいよ!先生にはまったく見分け付かないわ・・・。」
あれ?一向に反応がない。
ひょっとしてまだ寝てるのかしら?
そしたら突然お尻の下に違和感が。
急にお尻の下に何かが挟まってるの。
ビックリしてお尻の下を見ると、そこには仰向けに寝転がったハヤト君の頭が。
突然の事で理解できず、恥ずかしさよりも先になんでそこにハヤト君がそこにいるのって。
あまりの出来事にしばらく茫然としているとハヤト君の声が聞こえてきたんだ。
「先生、くるしいよぉ~~~~」
「あ・・・ご、ごめんなさい!まさかパンツになってるなんて思ってなくて・・・。」
「僕こそ、ごめんなさい。小さい物にも変身できる様になったから、先生ビックリさせようかなって思ってさ。」
まさかパンツになっているなんてこれっぽっちも思ってなかったわ。
手のひらに乗るようなサイズに長時間変身出来るとか天才か!
それに穿き心地もいいとか。
いやいやいや・・・それよりも私、ハヤト君の事を一晩ずっと穿いてたの?
全部見られてた!一晩も!
自分の顔が真っ赤になるのが分かる。
教え子の幼稚園児相手に何やってるんだ、私は。
本当にハヤト君、私のパンツになってたの?
ちょっとまだ信じられなかったんだ。
「ねぇ、ハヤト君。もう一回さっきのパンツの姿に変身してもらっていい?」
「うん」
そう言うとハヤト君は私のショーツに変身してくれた。
目の前からハヤト君の姿が消え、代わりにショーツが転がっている。
足元に転がる彼を手に取ってみたけど本当に小さい。
丸めたら私の小さな手のひらの中にすっぽりと納まってしまう。
顔の前でショーツを広げて良く観察してみると、本当に上手に変身している。
レースも綺麗に再現されており、生地や縫い目も精密だ。
「ハヤト君、本当に変身上手になったのね。先生嬉しいよ♪」
あっ・・・お股の所に恥ずかしい染みが付いちゃってる!
これは猛烈に恥ずかしい!
「ハヤト君の事汚しちゃったみたい・・・。ちょっと綺麗にさせて!!」
そう言ってオシャレ着洗い用洗剤で優しく手洗いしてあげたのだ。

そしてその日、私は開き直って決意したのだった。
ハヤト君を私色に染め上げて私の物にするのだと。