かくれんぼ

「も~い~か~い?」
「ま~~~だ~~~だ~~~よ~~~!」
やばい、急いで隠れなければ・・・。

俺はこの春、特別枠で保育園の職員になったばかりだ。
特別枠とは、特定縮小病患者支援法に基づいた採用枠のことである。
近年、突然身体が小さくなる未知の病が見られるようになったのだ。
今のところ発症原因も治療方法も解明されていない。

幼稚園や保育園に特別採用枠が作られたのは、治療法が見つからない縮小病に対して社会受け入れの一環であるのと同時に、小さいうちから縮小病患への理解を深めさせようという政府の考えに基づいている。

保育園の仕事と言っても、この小さな身体では肉体労働や事務の仕事など殆ど出来ることは殆どない。
はっきり言って、子供達の遊戯に付き合っているだけだ。
年長組の子供達は縮小病患者の扱いにまだ慣れているのでいいのだが、年少組はそうはいかない。
まるで玩具か何かのように手荒に扱われ、怪我をすることもしょっちゅうであった。

そして話は戻るが、今はかくれんぼの真っ最中なのだ。
鬼をやっている女の子はお人形遊びが大好きなのだが、この間も散々お人形扱いされた上に危うくお持ち帰りされるところだった。
俺の事を何かと気にかけていてくれる一つ歳上の先輩が気づいてくれて事なきを得たのだ。

鬼ごっこの後はお人形遊びをする気満々なので、何がなんでもお昼寝の時間まで逃げ切りたかったのだ。
また服を脱がされたり、マジックでお化粧されるのはまっぴら御免である。

ああ、どうしよう・・・。
絶対に見つからない場所を探して小さい身体で右往左往する。

そこに先輩が丁度通りかかったのだ。
「あら、どうしたの?そんなに慌てて?」
まさに渡りに船である。
「先輩! お願いします! 助けてください!!」
俺の深刻そうな顔で察してくれた先輩はなんと、ロングスカートの裾を少し持ち上げるとその中に匿ってくれたのだ。
「絶対に上見ちゃダメだかね!」
何という幸せ空間だろうか。
恋心を抱いている先輩のスカートの中である。
先輩の匂いが充満しており、思わず何度も深呼吸をしてしまう。
そして悪いとは思いつつも、ついつい上空を見上げてしまうのは男のサガなのだろう。
先輩の可愛いパンツがこんにちわである。

チャイムが鳴り、お遊びの時間が終わりを告げる。
「は~い、お昼寝の時間ですよ。みんな玩具は片付けてね~。」
俺の幸せな時間も終わってしまった。
「ねぇ、見たでしょ?絶対に見たでしょ?」
耳まで真っ赤にして恥ずかしそうにする先輩は可愛かった。

━━━翌日
今日もまたかくれんぼである。
昨日見つけられなかったのが余程悔しかったのだろう。
「も~~い~~~~~~い?」
「ま~~~だ~~~だよ~~~!」
何とか今日も逃げ切れないだろうか。
必死に隠れる場所を探してあたふたとしていると、椅子に座ってお遊戯の時間に使う色紙をハサミで切っていた先輩と目が遭ったのだ。
先輩が笑顔で手招きしてくれている。
俺は椅子に座っている先輩の足下まで必死に駆け寄ったのだった。
先輩は俺の身体を優しく持ち上げると、なんと、俺の身体をスカートの中へと隠したのだった。

昨日に引き続き、今日も先輩のスカートの中である。
ただし、昨日と異なる点が二つある。
一つは先輩のパンツが近い事。
もう一つはパンツがとてもセクシーになっていた事である。
俺は思わず先輩のパンツに身を寄せ、全身で頬擦りしてしまったのだ。
先輩が一瞬身体をビクッとさせたかと思うと、両側から押し寄せてきた太股に挟まれて完全に身動きが取れなくなってしまった。
先輩の周り、スカートの外ではかくれんぼの鬼役の女の子が必死に俺の事を探し回っていたが、またもチャイムが鬼ごっこの終了を告げる。

━━━さらに翌日
今日もまたまたかくれんぼである。
彼女はよっぽど負けず嫌いなのだろう。
今日こそ見つけると息巻いている。
怖い、激しく怖い。

今日はどうしよう。
そうそう都合良く先輩に助けて貰えるわけが無い。
・・・と思ったら、床で子供達に絵本を読んであげている先輩とまた目が合った。
ウインクしてくれた。
俺は今日も先輩の元へと走り寄って行ったのだった。
先輩は何も言わずにこっそりとスカートの裾を少し持ち上げて中へ招き入れてくれる。
先輩と俺だけの秘密のかくれんぼ。

すると、後ろで鬼の女の子がもう一人のおばちゃん先生のスカートを捲り上げたらしい。
「きゃっ♪」
年甲斐もないおばちゃん先生の悲鳴が聞こえてくる。
俺と先輩に戦慄の稲妻が走った。
こっちに近づいてくる。

焦った先輩はスカートの中の俺を掴むと、なんとパンツの中へと押し込んだのだ。
ピッチリとしたパンツが俺の身体を先輩へと押し付け、密着する。
スカートの中とは比べ物になら無い程の先輩の熱気と匂いが鼻腔を刺激する。
それと同時にやつがやって来て、今度は先輩のスカートを捲り上げたのだった。
「あっれー?絶対にここだとおもったのになー。」
まさに間一髪であった。

そこでまた遊びの終わりを告げるチャイムがなったのだ。
大好きな先輩のパンツの中と言う超幸せな空間も同時に終わりを告げるかと思われた。
しかしながら、今日はまだ終わらなかったのだ。

なかなか寝付けない子供に添い寝する形で横になる先輩。
何とかグズる子供を寝かしつけ静かになった頃、先輩の手がパンツへと伸ばされる。
先輩の指がパンツの上から俺の身体を押し付け始めたのだ。
俺の身体が彼女の敏感な場所を刺激する。
パンツの中、俺の目の間で湿り気を帯びた先輩の花弁が熱を持ち、充血し始めていた。

二人だけの秘罪のかくれんぼ。
今度は俺が先輩から隠れよう。
俺は先輩の奥深くへと続く入り口を押し開くと、かくれんぼの続きを始めたのだった。
「も~~い~~よ~~~!」