変身

変身 – 幼稚園編2

僕の名前はハヤトだよ。幼稚園に通ってるんだけど、普通の幼稚園じゃないんだ。僕みたいに変身できる子供たちが通う特別な幼稚園なんだって。でも僕は下手くそでみんなみたいに上手く変身できなくて馬鹿にされてたの。先生にどうしたら上手く変身できるか相談…

変身 – 幼稚園編1

「はい、みなさ~ん!宿題はやってきましたか?」「「「は~い!」」」子供たちが元気よく答える。そんな中に一人だけ下を向いて暗い表情の幼稚園児が一人。それが僕だ。ここは幼稚園。幼稚園と言っても普通の幼稚園ではない。たまに生まれてくる変身と言う特…

マテリアル・ダイバー2

「はい、確かに受け取りました。今度は提出忘れない様にしてくださいね。」俺は必要書類の提出忘れで大学の学生課に呼び出されていたのだ。それにしても綺麗な人だ・・・。あまり学生課には来たことが無かったが、こんなに綺麗な事務のお姉さんが居たとは知ら…

マテリアル・ダイバー1

西暦21XX年。ある日を境に人類の中に特殊な能力に目覚めるものが出始めてた。僅か数人であったが、能力を使って私利私欲に走るものもいれば、逆に正義のために力を使うものもいた。各国政府の首脳陣には報告が上がっていたが、あまりの特異性と発現する人…

勇者が振られた件

俺は勇者だ。魔王を倒すために聖女様と二人旅をしている。今のところ順調だ。男女の二人旅ということで、長い間旅を共にしているとどうしても恋愛感情というものが芽生えてきてしまう。そして俺はついに気持ちを我慢できずに聖女様に告白したのだ。結果、あっ…

秘め事

「それじゃ真君、楓の事よろしくね。楓、真君に迷惑かけちゃだめよ!」そう言うと亜美おばさんはいつもの様に仕事に出かけて行った。「ねぇねぇ、今日は何して遊ぼっか~?」「そうだな~。じゃあ、いつもの所で宝探ししようぜ!」それは小学校高学年の夏休み…

彼女のパンツ

「なぁ・・・お願いだっ!頼む!」「えぇ~~~!? でもでも・・・。だからって、それはちょっと・・・。」俺は土下座して一心不乱に彼女にお願いする。そして最後の一押しだ。「頼む! 君の事が好きだからもっと一緒に居たいんだ!!」「・・・わ、分かっ…

今日から魔法使い6

俺の名は間藤 一(まどう はじめ)。30歳の誕生日に突然抽選で選ばれて魔法使いとなった。それは置いておいて・・・。「ぬぉぉぉぉ~!!仕事が終わらない!!納期がぁぁぁ~~~!!!」もっと・・・もっと時間が欲しい。そんなこんなで今日も魔法ダウン…

今日から魔法使い5

「ん~朝の散歩はすがすがしいな。」家の近所の大きな公園をぶらぶらと散歩中である。ちょこちょことペットの犬を連れた人とすれ違う。ベンチに座って愛犬におやつを上げている女性がいた。膝の上に乗せてかわいがっている。犬が女性の口をペロペロしている。…

今日から魔法使い4

「う~ん、朝か。」昨日はひどい目に有った。死にかけた上に、キノにこってり絞られ、先ほどやっと解放されたのだった。正座をさせられて蔑みの目で見られた上に、「変態!」だの、「クズ!」だの「スカトロ野郎!」などと心無い言葉を浴びせられたのだ。・・…

今日から魔法使い3

「はぁ・・・今週は何か色々有りすぎて疲れたなぁ」今日は金曜。魔法使いになった俺だが、社畜の俺は普通に働いている。人間急には変わらないのだ。そんな俺だが、普段からデスクワーク中心で肩こりに悩まされていた。「SPも余っていることだし、何か肩こり…

とある夫婦の

「ねぇ、あなた。今晩どうですか?」妻からの夜のお誘いだ。結婚してから5年。子供はまだいない。最近は夜の営みもマンネリ化気味で、刺激が足りないのか途中でダメになってしまうことがたまにあった。さすがに妻には申し訳ないと思っており状況を打破すべく…